道民気質と観客動員 その1

2008年05月09日

皆様1年半のご無沙汰でした。

ちょっと書きたい事が出来たので書こうかなと。

最近良く思うんですが、道民気質の悪い部分に
「足りないものは誰かが持ってきてくれると思っている」
「自分たちでお祭り騒ぎが出来ない」
というのがあるんじゃないかと。

前者については例えばこんな感じ。
自治体の予算が足りない→補助金が政府からつく
仕事が足りない→公共事業で仕事が回ってくる
自前のプロ野球チームがない→年1回巨人が円山球場に来る

いろいろ原因はあると思うんですけど、
明治時代に開拓史が入植した後、北海道から石炭やら木材やら
食料やらを調達する目的で、政府がいろいろと補助金とか付けて
北海道を「促成栽培」しようとしたのが
こういう気質を作った一番の理由かなと思います。

小泉純一郎が総理大臣になった後はあまり聞かなくなりましたが、
ちょっと前までは政府の予算編成のたび「北海道シェア」という言葉が
良く聞かれていて、あたかもこのシェアを確保する事が
道知事の一番の仕事のように言われていましたし
(官僚出身の高橋はるみ知事が当選したのも
こういう部分が大きいですし)。

後者ですが、この前搭乗したAirDoの機内誌読んでたら、
Yosakoiソーラン祭りについてのコラムが載っていまして。
「もともと北海道には古来からの祭りがなく
(歴史がないので当然ですが)、自分たちで参加する大きな祭りは
ほとんどなかった。祭りと名が付いても、札幌雪祭りのような
鑑賞型イベントがほとんど。そういう意味で参加型の
Yosakoiソーランが誕生した事は、北海道ではエポックメーキングだ」
てな内容だったと記憶しています。

別に道民に責任がある訳ではないと思うんですが、
こんな部分が積み重なって今の道民気質が出来たのかな~と思ったり。

こんな事とか最近自分の仕事で起きている問題とかを
考える度に思うんですが、
「道産子のフロンティアスピリット」って幻想だと思うし、
「道民は他者依存が強く自分からの行動に乏しい」と思う訳ですはい。

ひるがえって今シーズンの観客動員。
マリノス戦で2万人集めた後は、1万5千人前後が続いています。
なんでお客さんが増えないんでしょうね。
「勝てないから」が一番の理由だと思うんですけど、
裏を返せば「スタジアムに行っても勝たなきゃつまらない
(当たり前か)」って事なんだと思います。

長くなってきたので続きはまた。