駒大苫小牧優勝!

2006年01月27日

とは言っても野球の事ではありません。
アイスホッケーです(どこかで見た書き出しだな。)。

駒大苫小牧高校アイスホッケー部が、高校総体決勝で
苫小牧東高校を破り見事優勝しました。
地元開催だった事もありますが、苫小牧の高校同士、
しかも片一方は普通の公立高校(苫小牧東は胆振地区で1,2を争う進学校です)。
苫小牧を表す言葉に「氷都(氷上のスポーツの都、といった意味)」というのがありますが、
正にその面目躍如といったところです。

以前、苫小牧に1年間だけ住んでいまして、
自宅から白鳥アリーナ(日本リーグの試合も行う苫小牧最大のアリーナ)が
徒歩2分だった事もあり、アイスホッケーをちょこちょこ見に行っていました。

1年で恐らく15日くらいはホッケー観戦に行ったと思うのですが、
見にいった試合の中で一番面白かったのが、日本リーグよりも
国際試合よりも苫小牧地区高校新人戦。

苫小牧の高校ホッケー部は、全日本ジュニア代表を何人も抱えるチームから、
2セット(アイスホッケーはGKを除く5人でセットを作り、1分間隔くらいで
選手をセットごと入れ替えます。)組めない部員9人のチームまで、
そのレベル差はもの凄いものがあります。
俺が見た中で一番点差のついた試合は最終スコアが
確か55-2くらいだったと思うんですが、
負けているチームが、どんなに点を取られても、絶対に投げやりなプレーに走らない。
「俺たちは氷都苫小牧の高校アイスホッケープレイヤーだ」
という気概・プライドを感じられて、何か心に訴えかけるものがありました。

高校チームスポーツの地区レベルの大会で、どんなに点差が離れても
試合がずっと締まっている、というのはむしろ珍しい事でして。
だからこそ苫小牧の高校アイスホッケーに感動できた訳ですが。
例えば、俺が高校時代やっていたバスケ。
札幌地区での話ですが、バスケ部の中には
「お前らスポーツなめんなよ」と言いたくなるほど
トレーニングされていないチームがちらほらと見受けられます。
こういうチームと強豪校が当たると、もう見ているのが苦痛。
もう、弱い方が完全に集中力なし。強豪校も主力に怪我をされたくないから
早々に控え選手を出してくる。
それでも相手が必死ならまだ鑑賞に堪えられるのですが、
絶対にそうはならず、下手すると汚いファールして試合が荒れる。
こうなるともう見てらんない。

強豪じゃないチームも、勝負師としてのメンタリティーや誇りを持ち続けて試合をしている。
リンクが多いハード面ももちろんですが、ホッケー部員に受け継がれるこのメンタリティーこそが
苫小牧を「氷都」たらしめているのだと思いました。

静岡の高校サッカーもこんな感じなのかな…。



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