2005年12月07日
つづき。
さて、じゃあJ1から落ちてきた選手だけでチームを作れば良いかというとそうではない。精神的に腐っていて使えない選手も居るでしょうし、腐ってないけどJ2でも能力的に厳しい選手も中には居るでしょう。そこで独自の新人選手獲得です。手あかがついていない分、大化けする可能性もありますし、最初に所属したプロチームへの忠誠心を持つ選手も現れるかも知れませんし、何と言っても安く済みます。ここでJ1から落ちてきた選手と自前の新人選手を競わせ、チームを作っていけば良い訳です。しかし選手をチームに縛り付けることは(倫理的にも現実的にも)出来ません。J2チームで主力をはれるレベルの選手はJ1チームも欲しいのです。資金力があり、周りの選手のレベルも高いJ1チームから声をかけられた場合、よほどの物好きよほどJ2チームへの忠誠心が高い選手じゃない限り移籍するのが自然の流れです。このような選手の流出を避ける意味でも、チームがJ1にいるという事は結構大事なんじゃないかと思われます。
何が書きたいのか段々分からなくなってきた。
以上、J2チームで生え抜き選手がさほどおおくない理由。
・実はJ2はJ1のおこぼれ選手だけでいっぱいになる程度のキャパしかない。
・そんな中、J1チームに入れなかった新人選手がJ1からのおこぼれ選手とポジションを争う。
・J1チームからだとJ2へレンタルという道もあるが(現にそういう若手は結構多い)、J2チームの選手をレンタルで受け入れてくれる受け皿はほとんどない。そしてJ1からJ2へレンタルで移籍した選手が元チームに復帰することはあるが、J2でちょっと厳しい選手が一旦解雇されると、そのチームに復帰することはまずあり得ない。
こんな事柄が、今年の若手解雇とコンサの低い生え抜き率の根底にあるのかなと勝手に考察しています。
若手大量カットを解消するためには、
・ユース選手のレベル向上→カットしなくて済むレベルでユース上がりが大量入団。
・採る新人の人数自体を減らす→入っていく新人が減れば当然切られる新人も減る。
・トップチームを魅力的なものに変えて、有望新人がたくさん入るようにする→最低でもJ1昇格が必要じゃないでしょうか。
てなところでしょうか。
2つ目はあまりに後ろ向きなので無視。
ひとつめですが、もっとユースの裾野を広げる必要がありますね。U-15をあと2~3ヶ所に作らなきゃ。新しく作ったU-15からトップチームに選手が入団するためには、あと10年くらいは必要かな?道外の中学校からでも入りたいと思われるくらいU-18が魅力的になれば話も違ってきますが、地理的なハンディキャップを考えると現実的ではないでしょう。
みっつめ…。育成が大事、と言っている人たちは、「しばらくJ2でも良いので、若い奴らを使え」と言っている方々も多いようですが、「全国レベルの」良い選手を入団させようと思ったら、トップチームが強いというのは結構大事な条件じゃないかと思う訳です。
まとめ。
・コンサの生え抜き選手の数はJ2では標準的である。
・J2チームの生え抜き率が上がらないのにはそれなりの理由がある。
・トップチームのユース出身者の割合を上げるためには、ユース組織の更なる充実が必要。今のままじゃこれが限度…。
・実はJ1に上がることが結果的に生え抜き選手を増やすことに繋がるかも知れない(あくまで「かも知れない」です。)。
はあ疲れた。
ご感想・ご批判・誹謗中傷など受け付けております。
プロフィール
30代前半。プチオヤジ。札幌在住。96年初感染じゃなかった観戦。98年から本格的にハマる。もうすぐ3歳になる長男にコンサドーレ愛を伝授する日々。entryはぬるいっすよ。なんつったって30代ですから(爆)。更新もゆるゆると自分のペースで行っていく予定。たまに皆さんがついていけない昔話とか書いていきます。
最新のエントリー
カテゴリー
コメント
検索