深夜特急

2005年12月01日

僕の大学の後輩(直接の知り合いではない)が、
自転車で世界一周を成し遂げ、
その旅行記をHPで公開している。

彼のHPを見て、
大学時代に読んだ
「深夜特急」を思い出した。

彼は、札幌での安定した生活を自ら畳み、
多くの人たちが心配する中、
自分の意志でその旅へ飛び込み、
そして得難い経験を持って帰ってきた。

そんな旅に飛び込む勇気も環境もない、
30代プチオヤジ妻子ありの僕。

そんな僕に、彼のHPは、
旅のおすそ分けをしてくれる。

自ら何かを得るために、敢えて厳しい道を選ぶこと、
それは、「勇気」と
「若さ(注:年齢だけじゃないよ。気持ちが。)」を
持った人だけが成し得ることだと思う。

プロサッカー選手という職業を選ぶ事も、
彼らの人生の中では、
安定した生活を畳み、自らの意志で飛び込む
「旅」
だと思う。
しかも、その「旅」へ旅立つことは、
「勇気」と「若さ」に加えて、
神から特別な才能を与えられた
ごく限られた人にしか許されていない。

彼らは、華やかな道を歩き、
その「旅」を全うすることを夢見て
道を歩き始める。
そこには得難い経験もあるだろうし、
苦い失敗もあるだろう。

その旅を応援する僕たちは、
彼らのプレーから
プロサッカー選手という名前の旅の
おすそ分けをもらう。

今年も、
自ら選んだ「旅」から
退場を宣告される選手が
選ばれてしまう季節になった。

しかし、その「旅」が終わっても、
彼らには凡人には得られない
「経験」が残る。

願わくば、彼らの「経験」が、
これからの新たな「旅」を
豊かにせんことを。

旅は終わった訳ではない。
新しい「旅」がこれから始まる。

とりとめもなくチラシの裏でした。



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