2006年10月27日
U21日本代表の試合を見に行ったんですよ。水曜日。 今の会社は国立から近いので、行きやすいのですよ。 この世代は豊作で、特にMFには本田圭佑(名古屋)、増田誓志(鹿島)、水野晃樹(千葉)、家長昭博(ガンバ)、谷口博之(川崎)、枝村匠馬(清水)、中村北斗(福岡)とそろっていて、個人的には、もはやA代表でも良いんじゃないかと思うくらいの陣容でありました。 これは、わくわくするような試合が見られるんじゃないかと思って国立に足を運んだわけです。 スタメンは[こんな感じ[http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20061025-00000027-spnavi-spo.html]]なわけですが、まあそれはそれで良いとして。 前半17分、苔口→増田とつないで梶山がヘッドでゴールを決めて先制。 1-0で前半を折り返しました。 いや、この1点目の展開は実に素晴らしいもので、コーナーキックからの守備でFWの苔口がこぼれ球を拾い、収めて大きく前方へサイドチェンジ。増田はほぼフリーでクロスを上げたところに、ニアで平山がおとりになってその裏にいた梶山がこれまたフリーでヘッド。この流れは素晴らしかったですよ。 でまあ、1点リードしたし、別にタイトルがかかってるゲームでもないわけですから、後半からはがらっとメンバーを変えて、選手とか戦術のテストをしてくるかなーと思って見てましたら、後半も同じメンバー。 中国側はバンバン選手を入れ替え、しかも後半頭は中国にペースを握られる始末。 日本側の1人目の交代は76分、増田→枝村。82分に平山が決めた後、ゴールを(手で)決めた後、立て続けに苔口→前田(88分)、梶山→谷口(90分)、青山(敏)→上田康太と交代。 2-0で勝つには勝ちましたが、個人的には消化不良のゲームでした。平山のコンディションは相変わらず大して良くないし、3-6-1気味に並べられた選手たちは、そこまで効果的に攻撃ができていたわけではない。 なにより不満だったのは、ノンタイトル戦、言ってみればこれ以上ないテストのチャンスに、ほとんどスタメンを引っ張り続けたこと。Jもあるし、召集するだけでも大変なこの状況で、そこまでスタメンのメンバーを引っ張り続ける必要があったのか。 後半頭から、もしくは後半の早い時間からもっとどんどん交代枠を使って、組み合わせなどを試したり、能力を見てみたり、あるいは疲労を最小限にするという考えかたがあっても良かったのではないかと。 いまはまだテストが許される段階だと思いますし、テストしていくべきとも思います。このまま、反町監督がスタメンに固執して、効果的に召集したメンバーをテストできない状況が続くとなると、また日本代表の強化は遅れるかもしれない。 そんなことを思うと、2-0の勝利も何だかむなしいものでした。 勝つことも大切ですが、特に代表戦ではそれだけではなくて、それ以外に求められることもある。そんな風に思いました。 「呼ぶだけタダ」みたいな考え方は、いい加減止めたらどうでしょうか。 呼ぶなら、きちんとゲームでテストする。それは、今時期にやっておかないとホントに致命傷になりますぜ、だんな。
プロフィール
首都圏在住。 アウェイサポと名乗るほどサポーター活動をしているわけではないですが、関東圏&時々遠くのアウェイに出没しています。 ホームゲームは開幕と最終戦に顔を出すくらい。
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