2006年09月03日
久々の山形でした。 前半は柳下さんの言うとおり、組み立ての段階でミスが多い展開。 とはいえ、球際では積極的にプレスに行っていたし、相手が自由にボールを回せる展開というのは、あまりなかったように見えました。 後半は、こちらのボールは良く回って、あとは決めるだけというチャンスもいくつかあったわけですが、どうしても決めきれない。 そして、タイムアップ。0-0。負けなかった、というより勝てなかった。そんな試合でした。 うん。勝とう、勝たなくてはいけないという気持ちは見られたし、それをなんとか形にしようという努力も見られました。しかし、もう我々に残された時間はそう長くはない。2006シーズンに限って言えば、もう14試合しか残っていないわけで。 その限られたチャンスを、「惜しかった」とか、「気持ちは伝わった」とか、それで済まして良いのかなあという気もするわけです。いや、私も実際そう思ったし、昨日の試合は決して悪かったとは思わない。そういう感想を持つことが悪いとは思わないし、至極まっとうな意見だとも思うんですけど。 しかし。今年の目標を達成するためには(少なくとも、達成に少しでも近づくためには)昨日の試合は勝ち点3が絶対に必要だった。そう考えると、昨日の試合は是が非でも1点取らなくてはいけなかったわけです。そういう意味では、引き分けで「戦う気持ちが見えた」だけでは足りなかった。私は、そう感じました。 過ぎてしまったことは仕方がないし、残り14試合を全力で戦うしかないのは間違いない。しかしこの先、この「差」をどうやって埋めていくのか。 「フッキ」という解だけでは解決できない問題が、そこにはあるような気がするのです。それは、途中交代で出場した選手が流れを変えられずに埋没してしまったことにも現れているわけで。 今日、ナビスコカップの準決勝1st leg、川崎-千葉の試合を見てました。話が飛ぶようですが、まあ聞いてください。 川崎はホームで、1点先制しながら千葉に逆転を許し、1点ビハインドの状態。そこで、3枚目のカードとして西山(広島ユース出身だそうです)を投入しました。 西山は、左サイドを駆け上がりコーナーキックを獲得。そのコーナーからジュニーニョがゴールを決め、結果2-2のドローとなりました。川崎としてはむろん、ホームで勝ちたかったでしょうが、負けるよりは大きな引き分けを得たわけです。 直接点に絡まなくても、前線を活性化させ、献身的な動きやプレーで流れを変えることはできる。それができる選手がいるのかいないのか。そういうことをやろう、という意識を選手が持ってるのか持ってないのか。 そうしないと、プロの世界で生き残っていけない、もっと上のレベルではやっていけない。選手たちがそう心から、心底そう思っているのかどうか。 こんなことは言いたくないですが、確かに、札幌という土地は、選手たち(特に若手の選手にとっては)甘すぎる環境なのかもしれません。ちょっと良いプレーをすればチヤホヤされる、そういう環境になっているのかもしれません。 じゃあ、どうすればいいのか。 それは、僕にもよく分からないのです。 どうしたら良いんでしょうか。
プロフィール
首都圏在住。 アウェイサポと名乗るほどサポーター活動をしているわけではないですが、関東圏&時々遠くのアウェイに出没しています。 ホームゲームは開幕と最終戦に顔を出すくらい。
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