開幕に想う

2006年03月03日

 ようやく。という気持ちもありながら、もう。という気持ちもある、明日の開幕。いつもよりも少し早いこともあって、いつものようにヤキモキしながら開幕を待つ、というよりも「来るべきものが来たな」という実感もある、今年の開幕だったりします。

ゲーフラは結局作れなかったのですが(涙)。

 何か、例年に増して開幕に対する過度の期待や不安がないのは、ヤンツーさんが監督になって3年目で、選手もそこまで大幅な入れ替わりがあるわけでもないことが大きい。それに、今まで「フロント」とか「HFCの中の人」という感覚でしか捉えられなかった人々を、主にこのオフィシャルブログや、はたまたメディア(本州にいる私は各種サイトやエル・ゴラッソに頼るのですが)を通じて確かに感じられることも大きいのかなあと。

 1つの新グッズが発売されるまでにこれほどの苦労があるのかとか、ユニフォームのサプライヤーやデザインを変えるのも簡単なことではないのだなとか、北海道の各地でサッカー教室が拓かれているのだなとか、「しまふく寮」では選手たちがこんな生活をして、その生活を支える人たちがいるのだなとか。

 これだけたくさんの人が、札幌に携わって、何とか勝利を、J1昇格をと努力している。

 今までは正直、「選手」や「監督」や、時には「フロント」とか「HFC」に勝てない原因を求めようとしてたことがありますよ。でもね。今年は違う。今までホントにごめんなさい。誤解でした。

 みんな、勝ちたいから努力してるし、勝つために最善を尽くしている。選手たちも、監督も、チームを陰で支えるスタッフの皆さんも。逆に、勝てない時はオレなんか以上に、選手や札幌に直接関わっている人たちの方が悔しいはずなわけで。もちろん、オレも相当悔しがりますけども。

 そういうことがわかったから、大丈夫、やれるという気持ちになれるんですね。今年は、きっと去年よりも頑張れる。上を目指せる。そんな気がするのです。

 明日朝、福岡経由で鳥栖入りします。スタジアムでは、そんな全てを選手たちに伝えられるように努力したいと思います。

 ま、ゲーフラは間に合わなかったんですけれども(号泣)。



post by abenob

16:46

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