札幌関係、と言い切っていいのかどうか分からないんですけどね。
ちょっと、今日思いついたことを書きとめておこうと。

というのも。
人は「お約束」でこそ盛り上がるんじゃないか
ということ。

例えば。

アントニオ猪木が「１、２、３、ダー」をやらなかったら。
髭男爵が「ルネッサーンス」と言わなかったら。
チャーリー浜が出てきて第一声で「こんばんわ」と言ったら。
ラッシャー木村がマイクパフォーマンスをやらなかったとしたら。
横山やすしがめがねをなくしても、平然と漫才を続けたら。

どれもこれも魅力半減だろう。

他にも、例えばこのアーティストは必ずライブの最後にこの曲で締める」だとかあるだろう。私はライブにあまり行かないから良く知らないが。

有名なところで言えば、矢沢永吉のアレだ。「止まらないＨａ～Ｈａ」だ。
曲名は知らなくても、たぶん一度くらい映像を見たことがあるに違いない。
ヤザワが「のってくれ♪」と歌った後、「Ｈａ～Ｈａ」のところで、客がタオルを上に放り上げる。

これ↓
http://www.youtube.com/watch?v=048BZewuM94

別に永ちゃんは好きではないが、これは何か楽しそうだ。

もう、大体私が何を言いたいか、お分かりいただけたかと思う。

札幌の応援は、僕は概ね好きだ。多少南米サッカーのチャントにこだわり過ぎているような気がしないでもないが、オリジナリティはあるし、独特な味はあると思う。

でも、それだけではライトな一般客は取り込めないということも意識すべきだし、ライトな一般客を取り込めないということは、「自称」中心部とそれ以外の温度差はどんどん広がっていくということだと思ったほうが良いだろう。

それがどんな結末をもたらすかは、言うに及ばず。

一般客が分かりやすい曲をチャントにすれば、なお良いと思う。でも、今あるものを使うだけでも、十分に一般客も取り込めるんじゃないか。

要するに、「お約束」を作ってしまえば良いのだ。

例えば、去年のガンバ戦（だったかな）あたりから、厚別では入場時に「厚別の歌」で迎えるようにした。これは、素晴らしく良い試みだと思う。厚別でのゲームなんだから、頭から「厚別の歌」を歌う。

ベタだ。確かにベタだが、それがむしろ分かりやすくて良いと思う。

個人的には、例えば、「練習時」、「入場時」、「勝った時」に、必ず歌う曲というのが決まっていても良いと思う。分かりやすいもの。

勝って、お約束で絶対に歌う曲がある。それこそ、応援冥利に尽きる。勝った後、みんなでその曲を歌う。ライトな一般客も、何か一体感を感じて楽しい。また、その瞬間を味わいたいなと思う。そうすると、全体が応援しようという雰囲気になる。

そう思うのだが、どうだろうか。