強くなりたい

2008年09月25日

家に帰ってきて、とりあえず「さっかりん」を開いたら(その時点でどうかと思うが)、まさかのニュース。

ダヴィ、移籍交渉のために離脱

長いんで、畳みましょうか。


実は今日の帰り道、大分戦を思い出して悔しくて悔しくて仕方がなかった。悔しがっても仕方ない、切り替えるしかないとは思っていても、悔しくて仕方がなかった。過去は変わらない、覆水盆に返らず。分かっちゃいるさ。でもね。

そして、ダヴィが移籍交渉のテーブルへ。今のタイミングでか・・・。

今まで、札幌に所属した選手はたくさんいた。1年しか所属しなかった人、「札幌で引退したい」と、オファーを蹴ってまで引退を決めた人、諸般の事情でチームを離れざるを得なかった人。色々いる。

もちろん、全員に同じだけ、というわけではないけれど、それぞれにそれぞれの、思い入れや思い出がある。後味の悪い移籍をした選手にだって、良い思い出や、思い入れがないわけじゃない。

ダヴィも、もちろんそう。去年、最初はとんでもないハズレ助っ人かと思った(俺はね)けど、とにかく走る、サボらない、そんな姿を見て「めんこい」と思ったさ。そしてもちろん、ゴールという結果も出した。

誰もが認めるはずだ。ダヴィは去年1年間で見違えるほどに成長した。そして今年に入ってもグングン成長しているということを。その成長を見て、うんうんと頷くのもまた、幸せではあった。

ただ、ビンボーというのは人の心を貧しくするね。成長すればするだけ「来年はいないんじゃないか」、「うぃーあー××(←自主規制)な人たちが強奪していくんじゃないか」と不安も大きくなった。チームも波に乗れず、苦しい戦いを強いられている。ますます、不安は大きくなる。そして、この報道、クラブからの発表。

いなくなるにしろ、ならないにしろ。とりあえず、ダヴィには感謝しているし、大好きな選手であることは変わらない。ダヴィにはどこにも行ってほしくない。もちろん。でも、札幌で死ぬ気でがんばる、という気持ちがないなら、もう移籍もしゃーないのかな、という気もする。

ただ、我々は次の試合を迎えなくてはいけない。日曜日のFC戦は、待ってはくれない。どういう結末を迎えるか分からないが、やるしかない。勝つしかない。強くなるしかないんだ。

今のままじゃ、この先だってずっと、こうして大好きだった選手を取られ、負け、悔しくて悔しくて、鴨池のスタンドで呆けるだけだ。強くならなかったら、どれだけ大好きで、自分たちと一緒に育ってきたと思えた選手たちだって、強いチームに取られていく。吉原、播戸、エメ、山瀬、今野、藤ヶ谷。みんなそうだ。

強くなるしかないんだ。このままじゃ悔しすぎる。冗談じゃない。そのためには、今、J1にへばりつくしかない。もう一度J2からやり直し、なんて言ってられない。何が何でも、J1に残る。でなきゃ、同じことの繰り返しになってしまう。

勝つことでしか、負けた悔しさは晴らせない。

ダヴィがどこに行こうと、俺たちは(少なくとも俺は)ここから離れられそうにない。だから、絶対に強くなりたい。

なんかもう、悔しくて論理とかはめちゃくちゃなんだけど、もう、今の素直な気持ちなんでそのまま載せる。


post by abenob

21:34

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