ファンタジスタ

2009年05月15日

昨日、休みを利用してファンタジスタというマンガを全巻読破してみました~
そこで読みながら思った事を

そもそもファンタジスタとは
『イタリアのサッカー界(カルチョ)では、よくサッカー界を代表する選手に対して
特定のポジションに関係なく、イタリア語で「規格外(並外れて優秀な)」という
意味のフオリクラッセ(Fuoriclasse)という賛辞にあたる言葉を用いる。しかし、
その中でも、シュートやパス、ドリブル等において、極めて高度な「閃き」や「創造性」
に溢れた、誰もが予想も出来ないような芸術的なプレーで観客を魅了するスーパースター級
の選手に対しては、「讃える」という意味の“ファンタジー”(Fantasy)を捩った
ファンタジスタ(Fantasista)と呼ぶ伝統がある(イタリア語におけるファンタジスタの原意は
「多芸多才な人」)。』
以上、ウィキペディアより


つまり、特定のポジションの選手じゃなく、ある種規格外ながらチームの中心となっている選手の事をファンタジスタと言う見たい

このファンタジスタ、世界で見てみると
ディエゴ・マラドーナ
ジネディーヌ・ジダン
カカ

などなどいるが個人的に好きで、個人的世界最高クラスのファンタジスタと言える選手は
ロベルト・バッジョとアレッサンドロ・デル・ピエロ
この2人の事を言うと思っている

全体的に見てもファンタジスタは個人技を主体とする南米よりも
組織プレー主体の欧州の方がより多くいるように感じられる
これは組織プレーという型にはまった環境にいる方がより異端的要素を見えやすくしているのではないかと思われる

では、これを日本人で考えるとどうだろうか
おそらく多くの日本人のサッカーファン、サポーターに日本人のファンタジスタと言えばと問えば
その答えの半分以上は中田英寿と答えるだろう
残りの回答の中には中村俊輔、三浦和良、松井大輔などが入るかもしれない
ただ、個人的に中村俊輔はファンタジスタではないと思う
彼は型から突出した選手と言うよりは型にはまりやすい選手、適応能力に富んだ選手だと思う
その適応能力も1つの要素と言うのなら彼もまたファンタジスタなのかもしれない

では視点を再び変えてJリーグ史上におけるファンタジスタは誰だろうか
これは個人的にもそうだが、ほぼ間違いなく彼の名前が上がるはず
鹿島アントラーズのジーコだ
彼はワールドクラスのファンタジスタであり、まちがいなくJリーグ史上最高のファンタジスタでもあると思う

ただこれは同時に、現在のJリーグにはジーコを超えるファンタジスタはいないとも言える
そこで視点をさらに変えて、現在のJリーグにおけるファンタジスタについて考えてみた

これは個人的な主観と偏見によるものだが、現在のJリーグ現役選手でファンタジスタと呼ばれる選手はそう多くはいない
その中でもファンタジスタと言える選手と言えば
柏レイソルのフランサ、そしてガンバ大阪の遠藤保仁の2人だろう

ただ、他にもそう言える選手は、思いたい選手はいる
浦和レッズの田中マルクス闘莉王、サンフレッチ広島の柏木陽介、大分トリニータの金崎夢生
彼らもまたファンタジスタと言っていい選手かもしれない
他にもセレッソ大阪の香川真司もその1人だろう

では、ここからある意味で本番だけれど
コンサドーレ札幌におけるファンタジスタといえば誰だろうか?
過去を振り返ってみると、ディエゴ・マラドーナの弟であったウーゴ・マラドーナ
ルーキー時代から存在感が抜群だった吉原宏太、山瀬功治などだろうか

現役のコンサ戦士で言えば、いろいろな意味でほとんどのサポーターは曽田雄志の名前を上げるだろう
ただ、前にも闘莉王の名前を上げているが、個人的にファンタジスタとは攻撃の選手だと思う
曽田がDFではなくあくまでもDFは経験の1つとして、本業をFWとしていたのなら、よりファンタジスタに近づけたかもしれない
その意味から攻撃的な選手で考えてみる
まず頭に浮かぶのはクライトンだ。彼は間違いなくコンサの攻撃どころかチームの柱だろう
だけど、ファンタジスタたる意外性、異端性で言えば物足りない
キリノ、ダニルソンにしてもそうだ
上里や藤田も攻撃的で見ていてわくわくするプレーをしてくれる
でも、それでも物足りない

これはあくまでも個人的な考え、偏見交じりの意見ではあるが
コンサの現ファンタジスタと言えるのはこの2人だと思う

岡本賢明と西大伍

見ていて大丈夫だろうかと不安になりながらも、その先のプレーに期待をしないではいれなくなっている
ゴールに近づけば何かをしてくれそうな予感
期待するわくわくと緊張と不安のどきどき
そして全てがまじり合った閃き

個人的に岡本と西を同時に前で使ってほしい
今の選手層を考えるとそんな事も言えないのかもしれないが
西はSBで収まる存在では無いと思う
前の、ゴールに近い場所でボールを持たせてこそ、その価値が発揮される
そんな気がする

マンガのファンタジスタの中で、ある監督は「ファンタジスタはチームにとっての必要悪である。強すぎる個性はチームプレーを乱す、だがファンタジスタがいる事で型にはまったプレーをいい方向へ予想外に向かわせてくれる。だがそれも1人まで、それ以上は必要ない。」こんな感じのセリフ
でも、マンガの中では司令塔たる選手の覚悟次第、2人のファンタジスタを使いこなす覚悟を持ってすれば可能だという
現コンサの司令塔クライトンなら使いこなせるはず

そんな夢というか妄想をマンガを読みながら思っていましたw

ちなみに、実現可能だとも個人的におもってます
まっ、でもそれはあくまでも夢の話かも・・・しれないですけどね

          キリノ

            西
     岡本         藤田

        上里  クライトン

  ダニルソン 曽田  チョウ 芳賀

          ???


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