2008年01月06日
J2チームのホームスタジアムの中で、昨年一番変わったな~と感じたのが、ザスパ草津です。 ちょっと前は、客少ない・ゴール裏の声小さい・チームは破産寸前とボロボロの状態でしたが、昨年前橋に行ってみて驚きました。まだ満員の観客とまではいきませんが、ゴール裏の人数と声量は段違い。スタにはレプリカを着た家族連れが一杯で、小さな子供も含め、皆がザスパに精一杯の声援を送っています。普通にアウェーの圧迫感を感じるスタジアムになっていました。 この光景、ちょっと前に甲府で見た光景とそっくりな気がします。甲府もJ2最下位のどん底、チーム存続もほぼ無理といわれた状態から、J1で戦うまでに大化けしました。(昨年残念ながら降格しましたが、誰もが1年で即降格を予想した中、1年残留しここまで戦えたのは健闘といえるでしょう)毎年小瀬に足を運ぶたびに、スタジアムの雰囲気がどんどん変わっていたのを思い出します。 草津とか甲府など、地域密着の中小規模のチームが、真の意味で地元に愛される存在になること。それこそがJリーグの掲げる理念を体現することだと思うので、こういったチームには本当に頑張ってほしいと思います。もちろん、対戦相手としては頑張ってほしくはないですがw ひるがえって、コンサの立ち位置はどうあるべきなのか?100万都市のチームであることが、かえってその性格を微妙なものにしている気がします。草津や甲府ほど小さくまとまって身の丈に徹することはできない。しかし、潤沢に戦力補強できるほどの経済力もない。結局、どっちつかずの中途半端な立場で、上位にも定着できず出費だけがかさみ赤字が拡大してゆく。福岡や仙台なども同様な立場かもしれません。 こういった規模のチームが、長い目で見て生き残っていくための戦略は何なのか。ベースにあるのはやはり草津とか甲府と同じ地域密着だと思いますが、その上にどんな特色をプラスしてゆけるのか。私なりにない頭をひねって考えても、なかなかこれといった解決法は見出せません。結局は、地道に地域に根ざした活動を続けつつ、戦力的にはカネのかかる補強は控えてユースを中心とした地道な育成路線を軌道に乗せてゆくしかないのでしょうかね。ユースの充実と良質なスカウティングで、よい素材を集め育て続けることが、チームの生命線ということでしょうか。新潟レベルまで注目を集めることができれば、興行収入による生き残りの道も見えてくるのですが。 何にせよ道のりは険しいですが、ユースの質が上がりコンスタントにレギュラークラスを輩出できるようになって来ましたし、スカウティングでも上里・岡本のような良質な素材を発掘できている点は明るい材料です。コンサの生き残りは今後の5年間が勝負だと思いますので、ここで歯を食いしばってよい結果を残し、何としても経営安定化の道筋をつけたいところです。
プロフィール
北海道恵庭市出身・関東(多摩地区南部)在住、四十路が見えてきたコンササポーター。北海道とは縁もゆかりもない妻を強引に巻き込み、主に関東圏のアウェイゲームに夫婦で出没。06年11月誕生の長男、ぽこすけ(仮)の育児に悪戦苦闘中。 コメント・トラバ・リンクなど大歓迎。(ただしエロサイトとか露骨な宣伝目的のものとかは即刻削除します)
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