加湿器

2007年01月19日

冬は空気が乾燥する季節ですね。

湿度は高すぎても低すぎてもよくないものです。湿度が低すぎると、空気感染の病原菌が増加し、風邪が流行します。逆に高すぎると、ダニや真菌が発生して不衛生になります。バクテリアやウイルスは、湿度が高すぎても低すぎても増加しやすくなります。

室内での健康を考慮した最適な湿度は、40-60%とされています。冬に暖房をかけっぱなしでいると、特に太平洋側の地域では、これより低くなっていることが多いですね。健康を考えると加湿器は必需品といえるかもしれません。

加湿器といっても、色々と種類があってわかりにくいですよね。加湿器は大きく分けると3種類になります。大雑把ですが、それぞれの特徴をまとめてみました。


・気化式
水をしみこませた加湿材(スポンジみたいなもの)に風をあて、自然蒸発させて加湿するものです。
(長所)
・自然蒸発なので蒸気は無菌
・風をあてるだけなので電気代が最安。手軽さでは一番
(短所)
・自然蒸発なので細かい湿度調整がしづらい
・加湿材を時々取り替えないと、雑菌が繁殖して悪臭が発生したりする
・蒸発時に周りの熱を奪うので、室温が下がる(暑い部屋なら逆に長所かも)

・細霧式
水を細かい霧状にして空気中に吹き出すものです。加湿器といえばこれをイメージする人が多いでしょうね。超音波式加湿器が代表的です。
(長所)
・湿度を比較的調整しやすい
・電気代はまずまず(気化式よりは高いですが)
(短所)
・水の中に雑菌があると、それも一緒に空気中に散布してしまう。こまめに清掃が必要
・水の中のミネラル分が蒸発して、空気中に白い粉が漂う
・蒸発時に周りの熱を奪うので、室温が下がる(暑い部屋なら逆に長所かも)

・蒸気式(スチーム式)
お湯を沸かして水蒸気を発生させ、加湿するものです。
(長所)
・高温の蒸気なので無菌でクリーン。衛生面では最適
・湿度調整がもっともやりやすい
(短所)
・電気代がかかる
・高温の蒸気なので吹き出し口が熱い。中に熱湯が入っているので、誤って倒した時なども心配
・ミネラル分が濃縮されて水槽中にたまるので、定期的に清掃や部品交換が必要。

ざっと比較すると、こんな感じでしょうか。
衛生面 蒸気式>気化式>細霧式
電気代の安さ 気化式>細霧式>蒸気式
湿度調整のしやすさ 蒸気式>細霧式>気化式

最近はハイブリッド式といって、それぞれの特徴を組み合わせた複合型の加湿器も出てきています。昼間は蒸気式+気化式・夜間は気化式とか、お湯を沸かすかわりに気化式に温風をあてるようにしたりとか、色々なものがありますね。

我が家は気化式を使っています。細霧式は衛生面、蒸気式は電気代で除外しました。ハイブリッドの温風気化式と迷ったのですが、結局電気代が安い普通の気化式にしました。今の電気代は月100円ぐらい。ほとんど気にならないレベルです。貧乏なのでランニングコスト命w 難点は、やはり吹き出し口付近が寒くなることですね。寒くなったらこまめにON・OFFしながら使っています。

加湿器を買うときは、各方式の特徴をよく把握して、家庭にあった方式のものを選ぶことが大切です。もしセレクトショップで気に入った商品が見つかれば、コンサの強化費にもなってベストかも。ちなみにうちはスポンサー様のヨドバシで買いましたが。


post by ぽこパパ

19:56

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この記事に対するコメント一覧

equip

Re:加湿器

2007-01-19 20:20

我が家には加湿器がありません。 確かに冬場は乾燥しますが、室内に洗濯物を干すだけです。 それで昼間をしのぐことができれば、朝晩は冷え込むので湿度が高くなるので、あまり気にしません。 でも、北海道に住み慣れていると関東の冬場はいろいろなギャップを感じますね。 水道水が極端に冷たかったりして、私なんかそれで人生初めてのしもやけを体験しました。 素手で雪玉作っても全然平気だったんですが…

ぽこパパ

Re:加湿器

2007-01-19 22:14

洗濯物の室内干しは、文中の「気化式加湿器」と同様の効果がありますね。 湿度に対する感覚は人によって違いますし、乾燥しすぎを防止する程度の目的なら、大体は室内干しで十分だと思います。インフルエンザ予防などを考えると、また違ってきますが。 しかしたしかに、こっちの冬は、室内の断熱が悪いせいか、北海道とは全然違って感じますよね。寒さに対する耐性が極端に落ちた気がしますw 素手で雪玉、たしかに作ってましたね。今では冬はお湯でないと皿洗いすらできなくなりましたがw

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