秘密の水戸☆謎のツェッペリンカレー登場!

2016年05月12日

茨城の名物に「ツェッペリンカレー」があります。これは1929年(昭和4年)に海軍霞ヶ浦航空隊
基地に世界一周中の当時世界最大の飛行船ツェッペリン号が寄港した時、地元のスタッフが
乗員・乗客65名にカレーを振舞って歓迎した事に由来しているからです。
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レトルトですが


このレトルトのカレーは地元名産のレンコンを煮込んでいるのですが、以前取材した時の地元の
方の話では実際はレンコンの天ぷらをご飯に載せて提供してそうですので再現しました。
尚、土浦名物とありますが霞ヶ浦航空隊は土浦市では無くは隣町の阿見町(当時阿見村)です。

レンコンは食べやすい薄さに切り、やや低温の油でじっくりと揚げて行きます。
サクッとした歯触りに


ご飯の上に載せカレーをかけます。カレーは以前頂いたレトルトのポークカレーを使いました。
なんとなくこんな感じ


では茨城名物ツェッペリンカレーを頂きます。当時係留していた4日間に30万人もの見物客
が訪れて東京から臨時列車が何本も運行される程ツェッペリン号は大人気だったそうです。
美味しそう


レンコンですのでコンサの今後の見通しも良くなりますように(^_-)-☆水戸に遠征される方は
お土産に良いかもしれませんね♪
衣で穴が・・見通せない(^^;


蛇足ですが、当時のツェッペリン号は洋上飛行の際の通信手段として短波帯を用いていました。
比較的最近まで洋上飛行の国際線の航空機も衛星通信が確立されるまで短波帯を使っていて、
ボーイング747も初期型は主翼の先端から後方に突き出た短波(HF)のアンテナがありました。

ツェッペリン号のHFアンテナはツェップアンテナと呼ばれていて短波のアマチュア無線を運用
されていた方には懐かしいアンテナと感じる事でしょう☆

蛇足の蛇足ですがツェッペリン号のエンジンは他の大型飛行船がディーゼルエンジンだった
のに550馬力のマイバッハ製のLPG(プロパンガス)エンジンを五発搭載していました。

巨大硬式飛行船は運用上簡単には着陸出来ないので五発の内、四発まで故障で停止しても
(速度は大幅に低下しますが)飛行可能でした。
その為に最大五日間無着陸可能な食料や水を搭載していました。

まぁ現在でもタクシーはLPGエンジンが使用されていますが、当時の霞ヶ浦航空隊基地で
プロパンガスの充填が出来たのには驚きです(@_@)



post by 大阪帰りの道産子

16:10

喰らう コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

ボンゾ・

Re:秘密の水戸☆謎のツェッペリンカレー登場!

2016-05-12 20:03

ツエッペリン号って日本に来てたんですか! 知りませんでした・・。プロパンガス・・。 それで、大爆発して落ちたんですね・・。 1STアルバムのデザインの通り・・。

大阪帰りの道産子

Re:秘密の水戸☆謎のツェッペリンカレー登場!

2016-05-12 20:35

ボンゾ・さんこんばんは(^o^)/ ご来訪ありがとうございます♪ >それで、大爆発して落ちたんですね・・。 爆発して落ちたのはツェッペリン号では無くて、ツェッペリン号土浦寄港の8年後の 1937年米国でのヒンデンブルグ号事故です。それもエンジン用の燃料のプロパンガス では無くて浮揚用水素ガスが漏電のスパークで爆発しアルミの構造材に引火し 炎上したからです。(異説有) 飛行船は引火性の強い危険な水素ガスでは無く不燃性のヘリウムガスが良いのですが、 当時ナチスの台頭に危機感を持ったヘリウムの産出国の米国が制裁としてドイツ向け は禁輸した為に危険な水素を使わざるをえなかったからです。 現在の飛行船は全てヘリウムガスで飛行しています。日本でも昔はお祭りの風船も 水素ガスを使っていますが発火事故が多発した為に今はヘリウムガスだけです。 最近水素自動車が登場しましたが燃料タンクは工夫されていて、水素スタンドと共に 安全性は確保されている様です。 >1STアルバムのデザインの通り・・。 あのアルバムのおまけの赤い旗持って部屋に飾っていました・・懐かし♪

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