ダラスの熱い12日間⑩

2006年08月30日

コンサドーレ札幌U18 ダラススーパーカップ遠征紀行

4月12日(水) 第6日目

 いよいよ予選リーグ最終戦。今のところ2戦2敗。今日相手となるイギリスのブラックバーン・ロバーツも2敗しているらしい。最下位争いとなる。なんとか一矢を報いたい。

 11時にホテルを出発。ピザハットパークのピッチサイドでスナックを食べてから14時のキックオフに臨んだ。今日はとりわけ動きが良い。プレスもよくかかっている。セカンドボールの拾いも良くパスが通る。相手チームのパスワークはすべて上に浮かせ、ドリブルに切れ味がみられない。逆に我がチームはグラウンダーを利用し巧みに足もとのパスを繰り広げる。この違いがまず我々の先取点に繋がった。前半は1点リードのまま折り返し後半に入った。後半も変わらず攻め続け1点ゲット。残り数分のところで1点返されたが、みごと初の勝利をもたらした。皆大喜びでグランドは湧き上がった。ミゲールさんも飛んできて、「よくやった。イギリスの選手はドリブルとショートパスに弱い。まさにその弱点をついた良いサッカーだった。」わかっていたなら最初から教えてくれればいいのにと思ったが、うちのコーチではないのでこちらから質問しないと答えないということがわかった。後で我がチームの総評をしてくれたが、さすがプロだと思う観察力だった。久しぶりに良い気持ちでホテルに戻り、選手たちもホストファミリーが迎えにくるまでホテルのプールでくつろいだ。

 コンサドーレ札幌(札幌) 2-1 ブラックバーン・ロバーツ(イギリス)

 夕食はレストランにてブラジル料理ときた。ミゲ-ルさんの郷土料理だ。さすがにうまかった。またミゲ-ルさんの講習が始まった。今日で大会も終わり概ね総括だ。彼いわく、まだ20歳未満の選手は1才違うだけで体力に大きな差がつく、イギリスの選手はドリブルとショートパスに弱い、メキシコと日本はサッカースタイルが似ている、日本の選手は速いが球捌きが不得意、来年も是非国内で優勝して来て欲しい、等と言っていた。すべてに通じることがありなかなか参考になった。


post by kadowaki

23:09

コメント(0)