2006年08月27日
コンサドーレ札幌U18 ダラススーパーカップ遠征紀行 4月10日(月) 第4日目 そろそろ選手も我々スタッフも日常の生活にも慣れてきた。スタッフは各自で朝食を取ることになり、10時には昼食のスナックを準備し、バス2台で出発した。今日は1正午から第2戦、対アイントラフト・フランクフルト(ドイツ)との試合だ。11時前には会場のピザハットパークに到着、軽く昼食を取り、予定通り正午にキックオフされた。このチームも大型の選手を揃え、テクニシャンの揃えているチームだ。ボールを左右に振りサイドよりポンポンとゴールめがけて放り込んでくる。高さがあるだけにセカンドボールのコントロールも正確で、残念ながら完敗。力の差をまざまざと見せつけられた試合内容だった。 コンサドーレ札幌(札幌)0-4 アイントラフト・フランクフルト(ドイツ) 選手たちも大会3日目になるとある程度の慣れと時差ボケに悩まされ、疲労もピークに達する。いわゆるプレスが弱い。出来ても跳ね飛ばされ転ぶ。チームの一番の課題がここにあった。これをどう打開するか。チャンスはないのか。世界の壁は厚い。 敗して早々今日は早めに切り上げ、ショッピングの下見ということで、ダラスで有名な5番街に行くことにした。どこのショッピングアーケードもやたら広い。見て歩くだけで疲れてしまう。まだまだ買い物の気分ではないので、ここも皆さっさと切り上げた。 帰りのバスの中での会話がまた面白かった。そう、出発前に聞いていたとおり、ミゲ-ルさんは運転中、話が夢中になると助手席のほうを向いてハンドルから手を離して身振り手振りで話してくる。ウィンカーもつけっぱなし。「ミゲ-ル、ウィンカー。」「オー、サンキュウ-。」ニコッとしながらもこちらは気が気でなかった。挙げ句の果ての落ちはホテル周辺でこんな話から始まった。ホテル内のサウナは混浴であり、相当自信がない限り日本人の男性は皆圧倒されるそうだ。しかも面白いことには女性専用ではなく男性専用のサウナがあるという。そんな話を聞いているうちに右折するのを忘れてとうとうホテルの周辺を2周するハメに。「オー、マイゴッド!」それ以降、ミゲールさんには帰りにホテルへ近づいたところで「ミゲ-ル。ところでホテルのサウナはどうなの?」と聞くと、「もう。その手にはのらないよ。」 選手たちは迎えに来てくれたホストファミリーの家へそのまま帰っていき、我々スタッフはレオさんの会社持ちで韓国式焼き肉料理に連れて行って頂くことになった。ダラスで一番といわれている焼肉屋はあいにく定休日で、韓国街といわれる街の焼き肉屋へたどり着き、またミゲ-ルさんのお話を中心とした夕食会が始まった。
プロフィール
1948年2月 島根県 松江市生れ。早稲田大学 体育会庭球部卒。全日本学生ダブルスベスト16.国体島根県代表。テニスコーチプロ。1971年 日本航空入社。以来営業畑を中心に世界中を歴任し、主として赤字支店及び赤字関連会社の再建に取り組む。1987年より5年間ドイツ ジャルパック デュッセルドルフ支店長時代東西ドイツ統一の現場を体験。1991年帰国。営業本部国内予約管理室長、大阪、名古屋を経て、2001年1月(株)北海道フットボールクラブへ出向。当時5億円近い債務超過を現在1億円近くまで圧縮。2005年中にはほぼ債務超過を解消すべく努力中。現在の役員では最古参。
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