スタジアム観戦者調査

2008年02月09日

2月になりました。
こんなページを見つけたので、眺めていました。

色々と興味深い結果が出ていたので、私なりに考察してみました。


おことわり:私は統計の専門家でもありませんし、高校時代の数学は2だったから、怪しい解釈もあると思います(特に偏差値)。その辺を加味して、読んでください。


札幌のことを見て、考えてみるのも一興ですが、他チームもそれぞれに特色が出ていて面白いです。全チームを比較するのならば、最初からこちらを見てもらえばよいので、個々は、平均の独断と偏見で、札幌他一部のチームを取り上げてみました。

調査対象試合 札幌は9月15日札幌ドームの対仙台戦 観客数22,303、有効回収数454

1.平均年齢(単位 才)
J平均 36.5
札幌 43.3
福岡 33.6
鹿島 35.3
浦和 34.8
新潟 40.0
清水 40.7
G大阪 32.1

ちなみに、札幌は全チームの中でダントツのトップです。日本の高齢化よりも速いスピードではないかと思ってしまいます。

ちなみに、2004年度の方では
J平均 34.7
札幌 40.0

確実に平均よりも、高齢化が進んでいるようです。

それにしても、G大阪と福岡の年齢の低いのには驚きました。



2.年代別(単位 才)
18才未満(この年齢区分をAとします)
19才-22才(B) 
23才-29才(C)
30才-39才(D)
40才-49才(E)
50才以上(F)

     J平均    札幌    鹿島    浦和    新潟    清水    G大阪    福岡
A    6.3     9.7    4.7    3.9    7.0    4.3    11.5    10.6
B    7.1     4.5   11.7    7.3    2.7    4.2    12.6     9.8
C   15.9     4.2   19.8   19.0    8.6   13.9    21.3    12.2
D   33.0    15.7   34.5   41.1   28.3   27.2    28.2    37.8
E   23.6    30.2   14.5   22.9   32.0   24.8    18.8    25.2
F   14.2    35.7   14.8   5.7    21.4   25.6     7.6     4.5

うーん。凄い数字が出ました。札幌のボリュームゾーンが50才以上とは…。
よく見ると、似たような傾向のチームもあります。新潟と清水は比較的、札幌と共通するものがあると思います。

逆に、若いのが多いのはG大阪と福岡です。大学生年代では鹿島も多いですね。札幌も18才未満が多いですが、これは親に連れてきてもらった子どもも含まれるのでしょうか?それにしても、札幌の20代の少なさは正直びっくりです。

で、私が勝手に計算したのですが、札幌の40才以上を占める割合は81.6%です。新潟が81.7でした。どちらも、Jリーグスタート時点には、地元にはチームが存在していない地域だったということが影響しているのでしょうか?



3.男女比(単位%)
     J平均    札幌    鹿島    浦和    新潟    清水    G大阪    福岡  
男   59.5    43.2   52.2   54.0   56.2   55.4    59.1    66.3
女   40.5    56.8   47.8   46.0   43.8   44.6    40.9    33.7

これも、Jリーグ全チームの中で札幌だけが女性の方が多かったです。札幌の次に女性比率の高いチームは横浜FMで、49.5でした。これは選手のタイプが影響しているのでしょう。

ちなみに、男臭い応援で有名な(笑)柏の男性比率は61.5でした。最も男臭いチームは横浜FCで、71.0という素晴らしい数字が出ました。J2では、湘南・京都・東京Vがほぼ70でした。男性が7割となると、メタルのライブ並みでしょうか?



4.居住地域(単位 %)
これは観客がどこから来ているかということです。チームの活動区域(札幌なら北海道全域だと思うのですが、どうだったでしょうか?)内なのか、区域外からなのかです。

     札幌    鹿島    浦和    新潟    清水    G大阪    福岡
域内  98.5   50.3   84.2   97.6   87.4    72.3    95.9
域外   1.5   49.7   15.8    2.4   12.6    27.7     4.1

予想された結果ですが、地方のチームは圧倒的に地元の観客となります。それにしても、札幌の地域外が1.5というのは他の追随を許していませんね。あまりに少なくて、誤差の範囲というべきなのでしょうか。具体的回答数だと有効回答数は454だったので、地域外(道外?)は7となります。

逆に、鹿島の区域外の割合も大きいですね。6月の対広島戦で行った調査だから、ホームジャックされたとは考えにくいです。



5.観戦の動機やきっかけ(単位 偏差値)
色々な理由(好きなクラブの応援に・サッカー観戦が好きだから・クラブの成績がよいので等々)を5段階で評価したものを集計しています。どのような処理をしているのかわかりませんが、それらを全31チームで偏差値形式の順位付けをしています。
偏差値ですから、全チームの平均を50としています。つまり、50程度であれば、平均と変わらない傾向。50を超えれば、平均よりもその傾向が強いという風に読めます。

全部で12項目ありますが、ここでは3つほど取り上げてみました。それぞれの項目の5段階中何段階かのJ平均もつけました。
好きなクラブの応援に(A)  J平均段階(5段階):4.51
レジャーとして(B)       J平均段階:4.01
クラブの成績がよいので(C) J平均段階:2.52

偏差値
     札幌    鹿島    浦和    新潟    清水    G大阪    福岡
A    52.3   50.6   54.5   50.2   51.9    51.6    45.0
B    50.2   51.2   46.7   49.0   51.4    50.7    51.5
C    58.1   51.5   51.8   53.0   56.6    53.3    54.4

偏差値ですから、順位もついています。
浦和はA(応援)は1位です。B(レジャー)は31位です。この辺にぶれがないです。特にAは平均が5段階で4.51なのに、偏差値で4.5も平均を上回るというのは、ほとんど、5段階中5しか付けられていないのでは?と思います。それはレジャーにもあらわれていますね。

「レッズの観戦はレジャーなんかじゃない!」という気持ちが伝わってきます。

つまり、浦和サポにとってホームゲーム観戦は、一般的なイメージ通りなのだと、感心しました。

札幌で気になるのはC(クラブの成績がよいので)が1位でした。平均値が2.52なのでぶれ幅は大きくなると思いますが、2位の清水よりも1.5ポイントも多いというのは、かなり大きい数字だと思います。これは成績が悪いと、あっという間にひっくり返ってしまうということになります。

福岡もまた、面白いデータを示しています。
応援は30位(31位は水戸)、ここには出しませんでしたが、「サッカー観戦が好きだから」が偏差値34.4で31位、「友人・家族に誘われたから」が1位でした。
これって、「サッカーに全然興味ないけれど、しつこく誘われちゃったんだよね。ま、せっかく来たんだから、楽しもう」という人が結構多かったのでしょうか?



6.観戦歴(単位 %)
いつからサッカーを観戦するようになったかということで、割合を出してみたものです。
こんな区分です。

1992年以前(A)
1993~1995年頃(B)
1996~1998年頃(C)
1999~2002年頃(D)
2003~2006年頃(E)
今シーズンから(2007年)(F)

     J平均    札幌    鹿島    浦和    新潟    清水    G大阪    福岡
A    9.0     4.5    8.0    6.9    1.9    18.7    6.9     8.1
B   21.0    17.9   28.1   30.4    7.8    37.9   25.8    22.4
C   10.4    27.4   12.0   13.2    9.0     9.6   10.9    15.9
D   22.5    28.0   23.8   20.4   42.7    18.7   16.9    16.7
E   29.1    17.2   23.5   27.5   32.8    12.9   30.7    30.1
F    8.0     5.0    4.6    1.6    5.9     2.2    8.9     6.9

この様な数字ですが、やはりサッカーが盛んな清水はJリーグ以前から観戦していた人が多いのが一目でわかります。磐田も同じような数字でした。

Jリーグ誕生時に入っていたチームは、やはり、その当時からのサポーターがたくさんいるのがわかります。その逆が札幌、そして新潟といえるでしょう。新潟の1999~2002年頃が40%を越えているのはわかりやすいですし、驚きです。
札幌は降格してからも、一定数の新規観客が来ているのがわかります。それにしても、基本的にはチームが強い時期(またはJ1にいる時期)にたくさんの新規観客をつかんでいることがある程度は想像できます。

まだまだ、色々な調査項目はありますが、とりあえず、それぞれのチームの抱えている色々なものが何となく見えてきたと自分では思っています。



今回の私の考えた結論
「札幌のサポーターの平均は40(50?)代以上の女性」


篠○教授に三千点!

2007年10月08日

天皇杯を見に、厚別まで行ってきました。


昨年は追いかけて、元旦の国立まで行きました(爆)。
おかげで、うちの家計が破綻したことは、言うまでもなく…。
と、考えれば、昨日の結果は平均家的にはO.K.ということで。

普通のJの試合だったらSSの席に、昨日は1,500円で座れました。

弁当も早く売り切れてしまいましたが、無事に食べられました。飲み物はハーフタイムまでは大丈夫でした。

さて、昨日の試合を見ながら思ったことは一つ。

「プロチームにとっての天皇杯の意義」

京都が天皇杯優勝した次のシーズンにJ2に降格しました。他にも、天皇杯で上位になったチームが、翌年厳しいという話もあるようです。どうやら、開催時期の問題もあるようです。

他チーム関係のページの中には「J2上位がそろって負けたのは、おかしい。川○氏が何か言うぞ!」のような書き込みがありました。

多分、何らかの発言はあるかもしれませんね。だって、あの結果じゃ(笑)

ただ、人間が行動するときには、何かメリットがないと、なかなか動かないですよね。
広辞苑に載っていた川柳にこんなのがありました。
「顎のない寄合 不参だらけなり」

アマチュア(詳しいことはわからないから、一般的な意味のアマチュアとご理解下さい)にとっての天皇杯は、プロ(格上)を相手にできる意味では大事な機会だと思います。

しかし、プロチームからすると、この時期のカップ戦は難しいものがあります。

つまり、プロチームの中には、天皇杯にベストメンバーを組むことがリスク(リーグ戦を戦う上で)となる場合があって、今回の札幌などの、J2上位チームはそこの選択を現実主義に沿って、選んだということでしょうか。

チームの選手(いわゆる資源とか持ち駒)には限りがあります。当然各チームが抱えている選手の数とその能力はチームごとに違うわけで、札幌の選手数と個々の選手の能力は、(例を挙げれば)G大阪と比較すれば、差があるのは否めません。
問題は、その資源をどこに注いだら一番効率的かということであり、それは、各チームの置かれた状況で違っているから、どこに有限な資源をつぎ込むかの答えに、万能の解は無いと思います。もっと言えば、経営の根幹が普段のリーグ戦(Jリーグ)の集客などにかかっているチームにとっては、シーズン途中のカップ戦に力を注ぐのは、リスクがでかいということだと思います。当然、上位リーグに昇格することは経営上のメリットも大きいでしょうし。逆に、昇格を逃すことのデメリットもとても大きいことは容易に想像できます。

結局、このカップ戦に関して、何か問題があるのか、そして、あるとすればどこに問題があるのかを、80年代と違い、プロリーグが存在している現状をふまえて、考えなくてはならないのかと思いながら、厚別で、焼き鳥を食べた平均です。

私が考えた一つの解決策は、「上位○位以内に入ったチームはJ1からの降格を免除する」とか「上位○以内に入ったチームは自動的にJ1に昇格する」とすることでしょうか。少なくともプロチームの対応が明らかに変わると思います。

要するに「篠○教授に全部!」作戦です。





















































最後に一言。

優勝した日がチームの最後の日となるようなカップ戦に、どんな意義があるのか、この答えをきちんと出してほしいと思っています。


慢心

2007年08月31日

また、無駄に長いです。

まじめな、マジックナンバーの話を読んで、考えさせられました。思わず、自分でも表を作ってみました。

以下は、熱血の内容ではないので、そういったものが好きではない方は読まれない方がよろしいと思います。


昨日の試合の前に思ったこと。

「水戸って笠松で1年以上勝っていないんだ。今札幌が負けてあげたら、水戸サポは大喜びだし、札幌にとっても利害関係が少ないからいいかな?」

試合後




   | ̄|_オミソレシマシタ平均


監督のコメント「(前略)今日のプレーを見る限り、昇格は難しいと思いました(後略)

選手ではなく、(少なくとも)私が慢心してました。

反省


ところで、昨日の水戸戦中継を見ていて思ったことは、不謹慎だけれど、次の言葉。

「こんなにカードが出るんだったら、この試合の勝利よりも、手を抜いて当たりを少なくして、カードをもらわぬようにするのも作戦だな。または、主力を引っ込めて、若手などに代える方が良いかな」


それぞれの試合ではベストを尽くして、激しく当たっていくのがプロの試合である。当然、入場料を払って見に来る観客の立場であれば、それでなきゃ困る。また、選手だって、試合では全力を尽くすのが当然と思っているはずでしょう。

しかし、チームの立場で考えてみるとどうであろうか。優勝昇格という目標を掲げたリーグ戦であれば、目の前の試合よりも優先順位が高い試合がある場合も考えられる。

では、札幌の場合、最優先にして戦わなくてはならない(つまり、何が何でも勝たなきゃならない)試合は3位グループとの試合であろう。京都に関しては優勝を目指すの出なければ、3位グループよりも優先度は下がると思う。

と、思ってみたけれど、京都も3位グループに吸収されそうで、怖い。

では、実際のところ、どことの試合が重要になるでしょうか?
やはり外せないのが、9月15日の仙台戦と翌週22日の湘南戦。これらこそが負けられない戦いと思います。

問題は、カードをもらうことによって、優先度の高い試合にベストメンバーが組めなくなる可能性が高まるのですね。

そうすると、カードをもらう可能性の非常に高い審判に当たった場合、試合の優先度によっては非積極的な試合をするという選択肢も出てきてしまいそうです。

それが、決してJリーグやサッカー界にとって歓迎すべきことではないと思う。

せめて、審判は選手が全力で戦えるようなゲームコントロールをして欲しいな~と思います。



そういえば、ピッコリ度という言葉もありましたね。

そういえば、パリーグが前後期制を取り入れていた頃、現、楽天の野村監督が南海(だった?)の監督時代に前期優勝したさい、後期には自分たちがやりやすい相手を優勝させるために、ローテーションをやりくりしたという話を聞いたことがあります。本当かどうかわかりませんが、勝負師ならあり得るな、と思っています。


智樹が心配…

2006年09月09日

智樹のケガが気になります…。

倒れ方が気になりました。

大したことなければ良いのですが…。


It's only Rock'n Roll,(but I like it.) 長文です

2006年08月15日

今朝(本当は早起きして、練見したかったのですが)、寝坊していたら、階上の住人の大声と足を踏みならす音で目が覚めました。どうやら、高校野球を見ているようです。テレビをつけると、8回裏1点差に迫っていました。で、結果は皆さんが書いているようなもので。終わったときの階上の住人の大騒ぎはご想像にお任せします。


ブログを見ると、多くの人たちが「駒苫すごい!その粘りを○○サにも!」と、コ○○がセットになって書かれています(確かに、最近の試合は、そういわれちゃうのかな?)。

正直なところ、駒苫(というか高校野球)とコンサを結びつけることに対して、ちょっと違和感を感じています。何故か?

高校野球って、教育の一環ですよね?

もう一つ付け加えるとすれば、負けたら終わりのトーナメントであることもです。(高校野球のトーナメントに関しては参加校数などの問題を考えると、高校野球では仕方ないことであります)

前者について言えば、たとえ、高校野球では優勝しても、ビールかけはできません。(関係ない大人たちがするのかもしれないが(爆))いや、この例えは変ですね。ビールかけより大事なことがあります。それは各選手にはこれからの長い人生があるということです。

確かに、田中君の投球はすごいですね。プロ入りは確実なのでしょうか。

他の選手たちもプロ入りするかもしれません。いやプロだけではなく、大学や社会人野球で野球を続けるのでしょう。

しかし、もしかすると、野球を断念する選手も出てくるかもしれない。それが不運なケガや病気が原因だったりするかもしれない。

ただ、一番あってほしくないのは、「一生分、野球はやり尽くした」という気持ちで野球から離れることです。これは、駒苫だけの話でもないし、高校野球だけの話でもありません。学校スポーツ全体の話で書いています。

詳しくは書けませんが、燃え尽きてその競技(スポーツ)を離れる選手はいるようです。個人的には「それって教育?」と感じています。

駒苫が、3連覇を達成することよりも、各選手たちがそれぞれ、野球を続けてくれることを個人的には願っています。そして、いつかは指導者(高校野球の監督だけではなく、地域の草野球の指導者とか、市井の野球好きとか)のような立場で、北海道の野球を盛り上げてくれると良いですね。

もう一つ、トーナメントというのも、好きではありません。私が高校野球に興味を一番持っていた小学生時代(30年以上前か?)、甲子園というのは1~2試合(当時は北北海道だけを応援していたので)で終わってしまうような印象がありました。

「もっと郷土の代表の試合を見たいな~」と思っても、残念ながら、当時の北海道の高校野球は1回戦の壁が厚かったです。

そんなうちに、たくさん試合の見ることができない高校野球には興味を失い、プロ野球に興味が移り、しかし、北海道では巨人戦のテレビ中継しか見られないから、野球そのものからも興味を失い…。スポーツそのものに対しての興味を失いました。(一番の原因は私に運動神経がなかった点ですが(T_T))

スポーツに興味が再び沸いたのは、コンサの試合を見に行くようになってからです。2週に一度くらいのペースでプロの生の試合を見ることができる。これは私にとっては革命的な出来事でした。

プロの試合を見ていて一番うれしかったのは、例え負けても、次に試合があるということです。仕事をさぼって、98年12月の室蘭に行ってきました。翌年、コンサの試合があったことはうれしいことでした。

私にとって、コンサドーレ札幌は何か?それはすばらしい娯楽です。人生の一部とか夢という言葉でもいいのでしょうが、やはり娯楽です。大好きな本や音楽を楽しむように、コンサドーレを楽しんでします。勝ったら嬉しいし、負けたら悲しいし。でも、スポーツだから負けることもある。しかし、また試合がやってくる。そして、一喜一憂する。

そんな娯楽であるコンサドーレと、決して娯楽(であってはならない)ではない高校野球を結びつけることにはどこか違和感を感じています。

とは言っても、今日の試合の駒苫には驚かされましたが。コンサであんな試合を見たいという気持ちにもなりますが。

でも、今シーズンもありましたよ。たとえば23節の横浜FC戦とか。昨シーズンだったら42節の甲府戦とか。

表題のIt's only Rock'n Roll,(but I like it.)「たかが、ロックンロールさ、だけど好きだよ」
はローリングストーンズの曲名です。

ということで、今日はこれから日ハムの試合に行きます。もちろん19日は厚別に行きます。