It's only Rock'n Roll,(but I like it.) 長文です

2006年08月15日

今朝(本当は早起きして、練見したかったのですが)、寝坊していたら、階上の住人の大声と足を踏みならす音で目が覚めました。どうやら、高校野球を見ているようです。テレビをつけると、8回裏1点差に迫っていました。で、結果は皆さんが書いているようなもので。終わったときの階上の住人の大騒ぎはご想像にお任せします。


ブログを見ると、多くの人たちが「駒苫すごい!その粘りを○○サにも!」と、コ○○がセットになって書かれています(確かに、最近の試合は、そういわれちゃうのかな?)。

正直なところ、駒苫(というか高校野球)とコンサを結びつけることに対して、ちょっと違和感を感じています。何故か?

高校野球って、教育の一環ですよね?

もう一つ付け加えるとすれば、負けたら終わりのトーナメントであることもです。(高校野球のトーナメントに関しては参加校数などの問題を考えると、高校野球では仕方ないことであります)

前者について言えば、たとえ、高校野球では優勝しても、ビールかけはできません。(関係ない大人たちがするのかもしれないが(爆))いや、この例えは変ですね。ビールかけより大事なことがあります。それは各選手にはこれからの長い人生があるということです。

確かに、田中君の投球はすごいですね。プロ入りは確実なのでしょうか。

他の選手たちもプロ入りするかもしれません。いやプロだけではなく、大学や社会人野球で野球を続けるのでしょう。

しかし、もしかすると、野球を断念する選手も出てくるかもしれない。それが不運なケガや病気が原因だったりするかもしれない。

ただ、一番あってほしくないのは、「一生分、野球はやり尽くした」という気持ちで野球から離れることです。これは、駒苫だけの話でもないし、高校野球だけの話でもありません。学校スポーツ全体の話で書いています。

詳しくは書けませんが、燃え尽きてその競技(スポーツ)を離れる選手はいるようです。個人的には「それって教育?」と感じています。

駒苫が、3連覇を達成することよりも、各選手たちがそれぞれ、野球を続けてくれることを個人的には願っています。そして、いつかは指導者(高校野球の監督だけではなく、地域の草野球の指導者とか、市井の野球好きとか)のような立場で、北海道の野球を盛り上げてくれると良いですね。

もう一つ、トーナメントというのも、好きではありません。私が高校野球に興味を一番持っていた小学生時代(30年以上前か?)、甲子園というのは1~2試合(当時は北北海道だけを応援していたので)で終わってしまうような印象がありました。

「もっと郷土の代表の試合を見たいな~」と思っても、残念ながら、当時の北海道の高校野球は1回戦の壁が厚かったです。

そんなうちに、たくさん試合の見ることができない高校野球には興味を失い、プロ野球に興味が移り、しかし、北海道では巨人戦のテレビ中継しか見られないから、野球そのものからも興味を失い…。スポーツそのものに対しての興味を失いました。(一番の原因は私に運動神経がなかった点ですが(T_T))

スポーツに興味が再び沸いたのは、コンサの試合を見に行くようになってからです。2週に一度くらいのペースでプロの生の試合を見ることができる。これは私にとっては革命的な出来事でした。

プロの試合を見ていて一番うれしかったのは、例え負けても、次に試合があるということです。仕事をさぼって、98年12月の室蘭に行ってきました。翌年、コンサの試合があったことはうれしいことでした。

私にとって、コンサドーレ札幌は何か?それはすばらしい娯楽です。人生の一部とか夢という言葉でもいいのでしょうが、やはり娯楽です。大好きな本や音楽を楽しむように、コンサドーレを楽しんでします。勝ったら嬉しいし、負けたら悲しいし。でも、スポーツだから負けることもある。しかし、また試合がやってくる。そして、一喜一憂する。

そんな娯楽であるコンサドーレと、決して娯楽(であってはならない)ではない高校野球を結びつけることにはどこか違和感を感じています。

とは言っても、今日の試合の駒苫には驚かされましたが。コンサであんな試合を見たいという気持ちにもなりますが。

でも、今シーズンもありましたよ。たとえば23節の横浜FC戦とか。昨シーズンだったら42節の甲府戦とか。

表題のIt's only Rock'n Roll,(but I like it.)「たかが、ロックンロールさ、だけど好きだよ」
はローリングストーンズの曲名です。

ということで、今日はこれから日ハムの試合に行きます。もちろん19日は厚別に行きます。


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