チームスポーツの妙。

2024年07月29日

>なぜにジーコにとばっちりが行くのか…

 いやあ、なでしこジャパンの逆転勝利にはシビレたねぇ。

 パリ五輪は時差の関係上ほぼオンタイムで観ることはないんだけど、これは声出たわ。ダイレクトであのシュート撃てるとか…。たまたまでも偶然でもないというのも報じられてはいるが、それにしても…。

 内容的には完全に負け試合。中でも田中美南が大ブレーキで負けていたら「日本に帰ってこられないんじゃないか?」ってほどの猛バッシングは必至だったろう。まあ、今でも批判はされているが彼女だけでなくチームとしてどうだったの?というぶんだけまだマシ。

 ATに入ってからの逆転劇。キャプテン熊谷のメンタルお化けぶり。
 あの局面で決められるって…というのは熊谷にも当てはまるだろう。

 と同時に、コンサともシンクロするところがあるなあと思ってて。

 アウェイ浦和戦でようやっと武蔵がお目覚め。「遅いぞ武蔵!」どころか「お待たせしすぎたかもしれません」とネタにしたくなるほどだったから本人が一番ホッとしてるだろうなというのもあるんだけど、武蔵が決めた時にチームメイトみんなが集まって自分のことのように喜んで讃えた姿がスゴく印象的で。

 庇ったというわけでもないんだろうけど、同点がかかったPKを熊谷が蹴りに行ったのは何となくチームで戦うんだという意志表示のような気がして。逆転まで持っていけたのは物語としては出来過ぎだけど、少なくともドローで良しとは思っていなかっただろう。

 誰でもミスはする。ただ、チームスポーツはそのミスが単に個人に帰結するだけではなくて、そのミスをチームで取り返すことができる。同じように、逆転ゴールを決めた谷川だけが偉い!ってわけじゃなくて、そこに至るまでのチームとしての戦いぶりもあるわけで、そこんところはチームスポーツの妙かなとは思う。

 だから、コンサはまだまだ戦えると思うし、戦わなきゃならない。
 文字通り「戦わなければ生き残れない」のだから。


post by フラッ太

22:55

スポーツ コメント(4)

この記事に対するコメント一覧

1号

一抹の不安

2024-07-30 15:09

五輪サッカー、ブラジル撃破、次戦がナイジェリア戦・・・うっ、頭痛が・・・ >なぜにジーコにとばっちりが行くのか まあ、なでしこのみならず、柔道やスケボーで金を阻まれたブラジル人の腹いせという感じですね。 かつてグレイシー柔術が日本格闘技界を席巻した時に「前田光世のせいだ!」と愚痴るようなものかと。 ただ、鹿島でジーコとチームメートだった賀谷英司(元札幌アカデミー指導者)が JFAアカデミー福島で谷川の指導に当たっていたそうなので、実はあながち的外れな批判でもないのかも。 クマサキのPKはメンタルもさることながらスキルが素晴らしかったと思います。 武蔵を指導してほしいくらいwww 「北海道から世界へ」を札幌以上に具現化している彼女にとって この五輪が集大成になるかも、という思いを持ちつつ、女子の試合を見ています。 そうそうスケボーと言えば、我が家から歩いて行ける江東区立砂町中学校が 五輪連覇の「ゴメスじゃない方」の堀米の出身校でして、 この中学校の最寄り駅でもある都営新宿線東大島駅のそばには、 東京五輪金を記念した「金色の郵便ポスト」があります。今度は何が金色に染まることやら。

フラッ太

1号さんへ

2024-08-01 23:09

まずはなでしこもGL突破おめ、ということで。 前半終了間際のFK1発にはシビレましたねぇ。 菅野が京都在籍に福森が決めた1発を思い起こしました。あれはGKノーチャンス。   どうも、女子サッカーにおいては日本は過小評価されているように思えてなりません。 W杯制覇もしてますし、ランクも日本が上位なのにブラジルが上から目線ってどーよ?と。 まあ男女とも決勝Tはいきなり最大の難敵と激突ですが…。   スケボーの「ほりごめゆうと」が五輪連覇。 “じゃない方”のゴメスはどう思ってるんでしょうかw。

1号

補足

2024-08-02 10:30

堀米の五輪連覇に対し、ゴメスはXに祝福の言葉をポストしていますね。 それよりスケボーの観客席にアルビユニの男性がいる写真があって目が点にwww まあ、三戸の応援にフランス入りしたついでに、と推察しますが。

フラッ太

Re: チームスポーツの妙。

2024-08-06 10:06

なんという強者w。   男子も女子もあと一歩届きませんでした。細谷の幻のゴールが大きな話題になりましたが スペインの先制ゴールはああいうところで決めきるのが強豪国なんだと痛感しましたね。 特にミシャ式は崩し切って決める傾向が強いので良いアンチテーゼになるでしょう。 良くも悪くもJリーグでミドルを撃つという意識が高まると思います。 男子バレーも2セット連取→2セット取り返される→最終セットで先にマッチポイントながら 最後の最後にイタリアに逆転負け。臆することなく世界で戦えるようになったと思う反面、 ここでも「世界との差」を痛感することになりました。勝負の世界は厳しいっすわ…。

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