陰キャなミシャ。

2024年05月27日

>ピート・キャロルも勇退か…

 どうもコンサ関連ではテンション上がらんので閑話休題的に。

 どんなスポーツでも一時代を築いた名将というのは存在する。NFLの世界で間違いなくそれに該当するのがビル・ベリチック。昨シーズンまで24年間も(!)ニューイングランド・ペイトリオッツを指揮。レジェンドであるQBトム・ブレイディの力ももちろん理由としてはあるんだが、その間の実績が凄まじい。

 AFC東地区で2009年から11年連続地区優勝、スーパーボウルに9回出場して6回制覇。2016~2018年は3年連続でSB進出(17年は制覇)。まさにダイナスティ(王朝)を築いた押しも押されもせぬ名将。野球だと読売巨人を“オールブラックス”に仕立て上げたソフバン並みの凶悪な強さといったところかな。

 で、このベリチックは愛想が悪い、メディア向けの会見でも必要以外のことはしゃべらないといった感じであまり評判がよろしくなく、さしずめ陰キャなミシャ。そんな彼にもキャリアの終焉が訪れる。ブレイディが移籍した後も何とかプレイオフに出るなどしていたが昨シーズンは攻撃の要であるGBがケガや不振で振るわずとうとうレギュラーシーズンで4勝13敗の散々な成績。

 サッカーだとファーガソンが去った後のユナイテッドが典型例だけど、
 長期政権の後を引き継ぐのって難しいんだよなあ。

 NFLでは成績下位からドラフト指名なのでGBの有望株を指名。ただ、チームが大きな変革期、再建モードになるのは明らか。しばらくはプレイオフ進出が目標になるんだろう。もっとも、チーム再建の道が険しいのはデンバー・ブロンコス。大枚叩いて獲得したGBラッセル・ウィルソンを放出。超高額なデッドマネーが発生し、サラリーキャップの厳しいNFLでは補強にも制限がかかることになった。損切りするしかなかったってところ。

 一方で弱小と言われ続けたチームが躍進している。埼玉西武じゃない方のデトロイト・ライオンズは現在の地区制になってから初めての地区優勝。プレイオフも強豪49ersに敗れたもののカンファレンスチャンピオンシップまで勝ち上がった。NFLで最も新しいチームであるテキサンズも地区優勝、プレイオフもシード1位のレイヴンズに負けはしたが旋風を巻き起こした。

 良い選手ももちろん勝つためには必要だけど、それ以上に勝てる組織づくりだよなあ。
 ただ、コンサの場合はいかに人材を引っ張るかが今なお大きな課題ではあるんだが…。


post by フラッ太

23:15

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