2005年11月12日
あれは、とーさんと出会って初めての秋を迎えたある日のコト。
厚別の平日ナイターを数日後に控えた週末でした。
今後の屋外観戦の為に「暖かいベンチコートでも買いますか!」と、珍しくとーさんと意見が一致した二人は、市内のスポーツショップ巡りに向かいました。
#オフィシャルグッズのベンチコートを買え!というのはナシね。
#コンサの“エンブレム”が苦手で、アレがついたモノは欲しくないんだよw
数件のショップで、いろいろなメーカーの商品の試着を繰り返しましたが
なかなか気に入るものが見つかりません。
暖かいんだけど激重だったり、軽いけど寒かったり、足首までの長さで動きにくかったり、背中にバカでかくメーカーロゴが入っていたり、一長一短で決め手に欠くものばかり。
ススキノ~札幌駅付近のショップを制覇し、最後に向かったのは「札幌ファクトリー」
ご存知の通り、ここには大きなadidasショップが入っています。
ここでやっと巡り合えたのです、最高のベンチコートに!!
軽い・暖かい・機能的・小さく折りたためる・そして、シンプルなデザインでいつまでも着れそうな、本当に本当に素晴らしい商品でした。
ちょっと予算オーバーでしたが、「10年着れば年間○千円。充分元は取れる」と、何ともケチ臭い発想で乗り切り、一番欲しいブラックのサイズを探したところ・・・
無いんですよ、かーさんに合うサイズが。在庫を探してもらっても、無いんですよ、品切れですよ、あー大変だ。とーさんは自分に合うサイズの在庫があったので、既にご満悦、かーさんの慌てっぷりなんか知らんがな。何度も試着を繰り返し、ダブルファスナーをすんなり使いこなす練習まで始めてます。そんなとーさんの姿を見て、かーさんブチギレですよ。
「ちょっと、何とかしなさいよ。私も、絶対今度のナイターでコレ着たいから」
我に返ったとーさんは、権力のありそうな(嘘。頼りがいのありそうな)店員さんに声をかけ、事情を説明し始めました。とにかく必死に、かーさんの為に。(自分の身の安全の為でもありますがw)
「私たちはコンサドーレが大好きです。Adidasが大好きです。adidas以外の物は買いたくありません」と、このショップに来る前にさんざん他メーカーの商品もチェックしていたとは思えない発言も織り交ぜながら、コンサ&adidas好きをアピールをしました。
そして、ここからが肝心な具体的なお願いです。
「今度のナイターでどうしても着たいんですが、何とかなりませんか」と、恐る恐るお願いをしました。
すると店員さんは「あ~、水曜日に厚別である試合ですね!」と、コンサの試合スケジュールを把握してらっしゃるのです!そして、自分は仕事があるから見に行けなくて残念だとも話しておられました。
そして「コンサドーレのサポーターに頼まれると、弱いんだよなぁ・・・」と言いながら、いろいろと手を尽くしてくださり、なんとナイターの前日に商品を受け取ることができたのです。
今日の道新スポーツに、ユニスポについての記事が載っていました。
コンサドーレとコンサドーレサポーターを愛してくれていた、あのadidasの店員さんを久しぶりに思い出し、何だか切ない気持ちになった朝でした。
プロフィール
ゴール裏メイトな二人が出会ったのは、J1に昇格した翌年、岡田政権3年目で最後の指揮を執った2001年の年明け早々。この年に行われたサポータによる新年会。2年間の暗黒の時代を乗り越え、2人ならJ2も怖くないと降格した2003年1月に入籍。おかげで家計の歳出先の主がコンサドーレになり、恐ろしい事にジョアンカルロスと共にキャンプに同行(正確にはおっかけ)するまでに。ヤンツー勝負の3年目2006年1月にサポーターが1人増ました。BLOGタイトルはコンサドーレジャンキーはいつでもこんな状態だという意(本当はかーさんの口癖)。
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