2007年03月29日
先日の天童遠征で地元の方々とのふれあい記です。
芋煮のおねーさんとの会話
スタジアムの正面入り口に、芋煮を売っているテントがあった。
山形に来て芋煮のノボリを見て通りすぎることはできません(笑)
でっ、「芋煮ください!」と。
「普通の芋煮」と「モツ煮込み風芋煮」がどちらも300円
「モツ煮込み風芋煮」をいただく。
箸を置いてあるテーブルに行くと
おねーさん「ネギも入れる?漬物も食べてね」
私 「ありがとう」
と食べ始めるが、300円とは思えない量なのです。
つまり、ちょちょっと食べる量ではなく、ちゃんとしっかり腹が膨れるくらいのボリューム。
食べていると、先般のおねーさんが(漬物を袋に詰めながら)みんなにいろいろ話しかけてくる。
おねーさん「札幌から来たのぉ」
私 「私は東京からです」
おねーさん「美味しいでしょう。芋煮は山形の名物だからね(笑)」
私 「美味いよ!」
おねーさん「今ねぇ、バレーボールもやってるんだよ。山形はパイオニアのチームなんだけどね」
札幌サポ 「モンテディオより旗が多かったよ」
山形サポ 「うーん、事実だから否定できない(笑)」
おねーさん「札幌の試合のときは、いっつも雨だねぇ」
私 「雷雨で中止もあったよね」
おねーさん「ほんとさねぇ」
おねーさん「でも、札幌さんはみんな芋煮食べてくれるから嬉しいよぉ。」
私 「だって、山形来たら芋煮でしょ」
おねーさん「京都さんなんか、見向きもしなかったんだよ。誰も食べてくれなかった」
私 「なんでかねぇ」
おねーさん「美味しいよね」
私 「うん、美味い。漬物も美味い」
おねーさん「この漬物はあっちの人が作ってるんだ。みんな料理うまいんだよ」
雨なんで、札幌サポも山形サポもみんなテントの中で肩を寄せ合って芋煮と食べている。
おねーさんの笑顔と素朴な会話のお陰で、札幌サポも山形サポも仲良くネタ会話などをしながら芋煮を食べ続ける。
食べ終わったサポ達は、それぞれのスタンドに向かうのだが、みな必ず「ご馳走様。美味しかったよ。」
そんなとき、おねーさんは「ありがとうね。また来てね」と声をかけてくれる。
たわいもない、どこにでもある風景ではある。
でも、どんどん見かけなくなった風景でもある。
かつて小瀬で食べた「炊きたておこわ」や、「目の前の大鍋で煮込んだおでん」や、「もうもうと煙を上げながら炭火で焼いた焼き鳥」、それを祭りの屋台のように売る地元の人々が大好きだった。
そんな小瀬も、いつの間にか、そんな楽しみだった食べ物もなくなり、ただの売店になってしまったようで、楽しみが減ったことを悲しく思った。
笠松ではモツ煮、ねばねば丼、なぜかスイーツなどもある。
店員さんも、普通に冗談に付き合ってくれながら対応してくれていた。
来月の笠松は、去年と同じ笠松だろうか。
「ここに来たらこれを食べなきゃ」っていうJ2グルメは、地元の人たちの素朴な笑顔とさりげない会話があればこそなのではないのかと思う。
そんなことを考えながら、NDスタのおねーさんを思い出す。
「札幌さんはみんな芋煮食べてくれるから嬉しいよぉ。」
「京都さんなんか、見向きもしなかったんだよ。誰も食べてくれなかった」
「芋煮、美味しいしょ」
「芋煮は、山形の名物なんだから」
「みんな料理が上手なんだよ」
「また食べに来てね」
プロフィール
98年室蘭の平塚戦からコンサにはまった。 かつて「頭が痛い、腹が痛い、仕事が進まない。そんな一週間でも、週末はいつも元気に厚別にいる」でクラシックをいただいた。 今は「試合がある、仕事もある、札幌にいない。そんな生活でも、試合の日はいつも心はスタジアムにある」てな感じでしょうか。
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