今読んでいる本

2010年02月23日

20100223-00.JPG
「サッカーを100倍楽しむための審判入門」
松崎康弘(日本サッカー協会審判委員長)

知人のサポさんのブログで紹介されていたので、Amazonで購入したら昨日(日曜日)に届きました。

今日、仕事から戻って晩飯後になんとなく読み始めました。


普段から審判フリークな俺としては、結構頷ける部分がおおくて楽しめる本でした。
前半を読み終えたところですが、ここまでの内容としては
ここ2~3年に行われたJリーグでの試合のジャッジを中心に消化しながら、
そのときに審判や選手が置かれた状況を説明し、
そのジャッジに対しての是非を語っています。

2008年3月1日「ゼロックススーパーカップ」での家本主審のジャッジについてや、昨年話題になった鹿島vs川崎の雨天順延の試合についての主審の判断についてなど、結構参考になるお話がいっぱい載っていました。

興味深かったお話をいくつか。


「ハンド」は故意であることが条件として必要であり、偶然当たっただけではハンドにならない。
しかし、偶然に当たった際にかき出すなどの意図的な行為があればハンドである。

偶然手に当たっただけでハンドをとるものと思いがちでしたが、意図的であることが必要条件なんですね。


シミュレーションのお話では、去年の10月7日の札幌vsC大阪戦(厚別)での、C大阪・乾選手のシミュレーションのことが取り上げられていました。

後半42分、乾選手がペナルティエリア内で札幌・西嶋選手の足に引っ掛かって倒れたシーンで、柏原主審は、乾選手が西嶋選手の足に自分から引っ掛かりに行ったのを見抜いて、シミュレーションを取りました。

シミュレーションといえば、相手選手に引っ掛けられていないのに転んでいる、といったようなシーンが紹介されることが多いのですが、自ら引っ掛かりに行くことも「審判を欺く」ことになり、シミュレーションの対象となるということでした。
ちょっと意外。

あ、そうそう。
そのシミュレーションのくだりで、こんな記述がありました。
=======================
シミュレーションは・・・(中略)・・・審判をだまし、相手選手に警告を出させたり、退場に陥れようとする手口もある。胸のあたりを突かれたのに顔を押さえ、あたかもひじ打ちを受けたように転がりまわる選手を多く見る・・・(後略)
=======================
このシーン、見覚えがありませんか?(笑)

ああ、あのシーンだ、と自分はすぐに気がつきましたww

もしかしたら、あの試合の審判アセッサーは、松崎さんだったのかもしれませんね。

本の後半は、試合中のジャッジの話から、さらに審判の日々の様子やステップアップの過程なども紹介されているようです。
また後半を読んだら紹介します。



post by なおし

00:49

サッカー全般 コメント(0)

この記事に対するコメント一覧

コメントする