全てが終わって。

2006年12月30日

絶対に負ける気がしなかった。
っていうか、勝てた試合だった。
でもそういう試合を落とす時もある。
プロ・アマを問わず、全てのチームをトーナメントで戦わせる、日本最大の大会で、ベスト4まで進んだことは、きっと何か僕らの中にも、選手の中にも、強い記憶とともに、自信となって次へ繋がっていくと確信しています。

そして柳下監督とのお別れ。
試合後みんなでヤンツーサッポロコールをして、みんなでお別れをしたくて、どうしても交通機関の関係上その場を去らざるを得なかった人以外は、誰一人席を立とうとしない。いや性格に言うと、みんな立っているわけだから、その場を離れようとしないと言った方が正しいか。

運営部の方が監督と話をして、会見後に来てくれることになって、皆で監督の登場を待ってた。みんな思い思いの言葉を伝えたかったに違いない。かくいう俺はなんて言っていいのか言葉が見当たらない。ただひたすら、ヤンツーさんが挨拶し、USのみんなが胴上げしようとヤンツーさんに駆け寄ったこと、それを恥ずかしそうに断って控え室に去っていくヤンツーさんを見送っているだけで、コールをするのが精一杯だった。

ヤンツーさん、
あなたが作った「札幌スタイル」は、きっと目指す完成形ではなかったんだろうと思う。まだ自分の手でそれを完成まで持っていきたかったに違いない。
でも、それをベースとして新しい「札幌スタイル」をきっと新しい監督と選手達が作ってくれるに違いない。来年、それを楽しみにしていてください。


そして最後にエコパの運営の皆さんへ。
僕らが、ただひたすら僕らの都合で居残り、手前味噌でセレモニーをしていたに過ぎないのに、ずっと待ってくれていてありがとうございました。
僕らの、ヤンツーさんとのお別れセレモニーの後まで、退場を促す告知を控えてくださって有り難うございます。さすがは静岡、サッカー文化が根深く浸透している土地なんだな、とちょっとだけ心があったかくなりました。

2008年、きっと僕等はリーグ戦の会場としてまたここに来ます。
ちょっと待っててくださいね。


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