G大阪戦

2012年08月27日

何とか戦えるチームになってきたコンサドーレ。レアンドロ加入で攻撃的な持ち味が戻ってきた大阪。コンサドーレがどこまでガンバ大阪に対してどこまで戦えるのかが楽しみではあるが、非常に厳しい一戦となった。

■鹿嶋戦とは違う7失点
鹿嶋戦は勝つための手段として初めから3-5-2で挑んでの7失点。今回はここ数試合の固定メンバーでの7失点。この試合での収穫は、厳しい状況下で各選手の本来の姿や技術が見れたことを収穫としたい。古田が一時期の低迷を脱出しつつあることと、日高、上原は強い思いがあったから得点できたと思いたい。

■ボールを奪えない
明神、遠藤が中盤の底でゲームコントコントロール。中盤の二川を使いながら、中が駄目なら左サイドの倉田を使う。前半はブロックを作りながらの守備を行った札幌。G大阪監督が「相手が引いてきた」と発言している通り。ただ、ここ数試合の前半の戦術と同じであったように感じられ、コンサドーレとしてはいつも通りに試合に入ったのかもしれない。ただし、他チームとは違う中盤に対して持ちこたえることができなかった。明らかに運動量と守備の連係がないことが、この惨劇的試合を作ってしまったと思う。

■脆弱なCB
神戸戦の時のように、フィジカルが強いFWに対して競り負けてしまうCB。ジェファンも見た目よりフィジカルが強くないことを見抜かれてしまっているようだ。奈良もあまりにも課題が多すぎ(予測、フィード、カバーリング)。ノースが怪我でいない以上、本来であれば高さがある、岡山を選択するべきだと思うが、来期以降のことを考えて、奈良をファーストチョイスしているのであろう。

■ディフェンスリーダ不在
この試合3-5-2にして中盤の厚みをもたせたことで、少し持ち直したが、本来の4バック時で、どうしても引いてしまう癖が直らないのは、中盤がセンターサークル付近でプレスに行かないためである。プレスのスイッチを入れていた河合がいないことが大きいと言わざるをないが、それ以上に深刻なのは4年宮澤をボランチで使い続けた結果がでていないことや、全体的な守備戦術がコンサドーレに根付かなかったことである。守備能力は個人に依存するとしても、戦術は誰がでても同じことができないと、チームとしての色がないものと同然である。

■コンサドーレ札幌の色
本来であれば強敵に対して自分たちのサッカーがどこまで通用するのか試すいい機会なはずなのに、引いて守る戦術を選択したことで、ボールを奪うという本来やるべきやることをやらなかった。コンサドーレがやりたかったことは何だったのか?チーム戦術の色が出てこないコンサドーレ。


■いろいろな見方
監督が指示したことが出来ない選手を集めった結果が、この敗戦なのか?
監督スタッフがやるべき指示を明確に出していない結果が、この敗戦なのか?
監督がやりたいことが出来ない結果、戦術で何とかしのいで昇格したことが今の状況をつくっているのか?
与えられた選手を鍛えられたに結果がこの状況をつくったのか?
監督、選手は、それぞれの立場で頑張っていても、トータルで勝てないチーム作りをしてしまったフロントに責任があると思う。

■Jリーグの中で取り残されていくチーム
現在のJリーグの中での勝っていくために必要なのは一番はトップチームの予算である。その次がフロントのチーム作りのポリシーだと思う。コンサドーレは正直Jリーグの中で取り残されていく方向に流れていると思う。こんなチーム作りをしているとチームを愛する人は減っていくのではないだろうか。愛されるチーム作りとは何なのか?想像してみてほしい、平均入場者数が5000人を切るコンサドーレの試合。ドームで5000人。厚別で3000人しか入らない試合を。残留がほぼ不可能なわがチーム。来期以降の体制を真剣に検討する時期に入ったようだ。

■フロントの改革
サポータも予算が無いことは知っているし、スーパーな選手がいないことも知っている。でも、コンサドーレが強豪チームに挑んで、勝ってほしいということを望んでいるのである。
Jリーグの中で取り残されたチームにならないようにしてほしい。4年に1回昇格しているようなチームづくりでいいのでしょうか?
フロントの体制を替えないとコンサドーレは消滅していくのではないでしょうか?




post by nango13

11:28

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