川崎戦 コンサドーレ札幌は誰のもの?

2012年10月06日

マンマークにしたことで、なんとか後半30分まで0失点。いくつかの得点機はあったものの、そもそもビルドアップでバックパス多用で攻撃の形がつくれなかった。上原、榊は何のために入ったのか。ただ入れただけのようにしか見えなかった。ボランチの山本の不調と日高の欠場が残念だった。

■未来に向けて
試合後知った降格。降格を知らなかったサポータにも問題があるので、一概にフロントを責めるわけにはいかず。逆に、きちんと知らせに来てくれたことには感謝すべきかも。
居残ったサポータは整然としており、フロンターレへの配慮も忘れておらず、フロントもその旨、相手方に伝えており、大きい迷惑をかけずによかった。

私は直接、社長に伝えた。「この状況をきちんと、フロントスタッフ、強化部スタッフ全員へ伝えてほしい」と。一部の人間だけが矢面に立ったところで問題の解決にはならない。社員全員に情報共有してもことで危機感を持ってもらいたかったから。
「今日のこのことについてHPにすぐ載せるくらいはできるでしょう」
出来ることからすぐやっていく。変えていく。
そうしないとコンサドーレが無くなってしまう。
誰が辞めても、誰が残ってもいい。
「コンサドーレ札幌を愛してくれる奴だけ残ってくれ」
誰かにまかせっきりや、他人事とのように思っていたら、コンサドーレ札幌は消滅するだろう。未来向け今が変わる最後のチャンスなのかもしれない。

■問題の根深さ
フロント・・・株主会社からの出向社員がいて、毎年営業が変わる。継続的な営業活動が出来ていない。サポートシップスポンサーが減っている原因がここにもあるはず。また、HFCから金を引っ張ろうとする輩がいること。サッカーに関しては強化部へ丸投げ。J1に上がるだけで問題解決すると思っている。イベントの知恵が無さすぎる。金を集めるより、金を稼げることを考えろ。
強化部・・・スカウトが脆弱すぎる。サッカーのスタイルを監督に依存しすぎる。ユースを上げるのはいいが、継続的な教育指導が出来ていない。また、そのための人材を有効活用していない。練習試合に対する創意工夫がない。
サポータ・・・安易にJ1昇格を求めすぎる。鳥栖と比較する輩がいるが、根本が違うので安易に比較するのはナンセンス。鳥栖はJ1に上がるのに10数年かかっている。また、運営会社が変わるなどの歴史的背景や、松本さんを中心に据えた強化姿勢は札幌とは違う。

一番の問題は強化部をバックアップするための体制を持っていないフロント。

■強化資源
自分たちに知恵がないなら、なぜ周り(スポンサー、サポータ)を使わないのか。イベント企画、強化。強化部の情報収集等。
金がないなら、コンサドーレにかかわるすべての人の英知を活かせ。コンサドーレに周りには、コンサドーレを愛してやまない人たちがいる。強化の資源は”人”である。また、その人たちの協力を得るために、きちんと情報開示をすることである。

■札幌スタイル?
札幌のサッカーはなんなのか?カウンター?ポゼッション?どんなサッカースタイルにするのか、これを明確にしてから監督選びをしないと、また同じことの繰り返すことになる。このことについて、真剣に決めてもらいたい。サポータが路頭に迷う一番の原因にもなる。つらいときにすがるものが札幌のスタイルだから。スカパーのへなちょこ解説に「札幌は何がしたいのかよくわからないですね」と二度と言われたくない。


post by nango13

11:40

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