2014年05月26日
前半は水戸の選手間の距離が素晴らしくトライアングルでボールを素早く回しながら札幌の守備陣を翻弄してました。京都戦の5得点は伊達ではないと思いました。前半は千葉戦と同じでCBからのビルドアップが出来ていませんでしたね。CBとボランチが近づくとそれ以外のフォローがボランチに対して無いためにパスの出しどころがない状況になっていました。またボランチの位置が低いからゴール前に入ることが出来ず攻撃に厚みを持たせせることが出来ていませんでしたね。札幌の攻撃の課題の一つはサイドにボールを叩いてクロスを入れようとしても飛び込む人数が1名しかいないことです。通常クロスに対するセオリーは二人がゴール前に飛び込み、一人がニアに入って相手DFを引付ながらもう一人がファアサイドでフリーになる状況を作るのですがこれが出来ていません(そもそもゴール前に入る人数が足りないです)。それでも今日は裏に抜け出す動きに対してボールを入れようとするタイミングがあってきているように思えました。「ああ練習していることは試合で出せているんだろうな」とは思いましたが、ビルドアップのイケてなさを見ると「今日も厳しいかな」というのが前半を見た感想でした。 後半4得点しましたが、原因の一つは1点目後も守りに入らず攻めに行く姿勢と集中力があったからだと思います。攻めの展開でコーナーをとり、都倉の2点目が選手に勇気と余裕を与えたのではないでしょうか。水戸の集中力切れと前ががりになった部分もあるとは思いますが、選手が自信を持ってボール回しをしているように見えました。狭い局面でもよく繋がるようになっていました。無くしていた自信を取り戻したことで守備でも攻撃でも積極的なパスワークをしていたと思います。メンタル面で余裕を持てるようになったことが4-0の結果を導いたのではないでしょうか。 試合後「すすきのへ行こう」をやりませんでしたね。理由はわかりませんが、私が見たところ、砂川がゴール裏挨拶後すぐ移動したからだと思います。私の勝手な解釈としては、砂川からの「まだ1勝しただけ、上位につくには浮かれているわけにはいかない」、サポへの「勝って兜の緒を締めろ」というメッセージでは?などと勝手に思ったりしました。 今日のドームの雰囲気はとてもよかったのではないでしょうか。SS席でも選手を後押しするような声援や手拍子が多かったですし、ゴールの度、みんな笑顔で飛び上がって喜んでました。ほとんど全てのチャントに手拍子していたのではないでしょうか。 今日の1勝で連敗がチャラになったわけではありません。上位とは約4勝分足りません。取り戻すとしても3か月ほどかかるのではないでしょうか。 選手には理想の形で勝利を得るためのハードな練習を引き続きお願いしたいと思います。
プロフィール
チーム創設時からのファン→サポータです。 HOME、AWEYでの一期一会を大切にコンサドーレを応援しています。 2007年からサポートシップスポンサーになっています。 2008年からは家族で観戦機会が多くなり、2010年からは新しい家族も増えました。
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