『ようやっとる』の先。

2024年07月13日

>流石にPK失敗では擁護できんわ…

 ホーム神戸戦は1-1の痛恨ドロー。地上波でオンタイム視聴。
 痛恨というのはひとえに武蔵のPK失敗に尽きる。

 ここ数試合、コンサに関しては「ようやっとる」という思いでいた。
 コンサだけカップ戦かと思しきスタメンでリーグ戦を戦い続けている現状。

 アウェイ鹿島戦は恐らく勝つのが最も難しい試合で、結果は“順当負け”としても戦うことはできていた。目一杯やれることはやってる。そんな中、山形との天皇杯では控えに甘んじていた若手が躍動、良くも悪くもらしさを見せて「この馬鹿試合こそミシャ式よ!」という殴り合いで勝利。木曜日が通院日で祝杯を挙げられず宴に参加できなかったのが悔やまれる。

 戦っているのは何もスタメン組だけじゃない。

 今シーズンのコンサはほとんど苦闘になってしまうけど、サブの面々だって「他にいないから」ではなく、自らの存在価値を示すために日々戦っているんである。そんな中で迎えた神戸戦は鹿島戦の次に勝つのが難しい試合。ましてや守備の堅い神戸に攻撃力が絶望的なコンサ、「勝つ以前にどーやって点取る?」とサポなら誰しも思うわけで…。

 それでも今日は内容が良くて勝つべき試合だったし、勝たなければならない試合。
 武蔵のPK失敗は当然批判されるし、叩かれて然るべきだが、
 こういう試合で勝ち切れないからこそ今の苦境があるのだな、と思わずにはいられなかった。

 青木と浅野が戻ってきた。長谷川もサブにとメンツ的にポジれる要素はあったが、大森と武蔵の2トップ気味にしてしっかり体張ってくれたことで攻撃の推進力が増した。何より、押し込んだ時間帯を多く作って1点取り切った。これがデカい。

 神戸も前半は縦に速くということでサイドからクロスという形でしっかり崩してきたし、ヒヤヒヤものなシーンは何度もあったが、体を張って阻止。後半開始時に選手交代で人と形を変えてコンサが対応しきれないうちに1点もぎ取るあたりは流石にしたたかだな、と。大森がアクシデントで交代するまでは基本コンサの試合だったように思う。

 武蔵はポスト役で体張ってたし、守備もかなり頑張ってプレスバックするなど奮闘してはいた。ただ、FWは点取ってナンボ。PK失敗ではそれまでの献身が全部台無し。ミシャらしく積極的に攻勢に出て全然戦える、行けるぞ!という試合だったのにブチ壊しでは…。

 大﨑の加入は大正解。馬場とのコンビは非常によく機能していた。

 青木も直接FKを決めての復活を見せたし、今日は交代選手、特に宏武が光った。技術的にはまだ物足りなさはあるけど、しっかり走って、体を張って、PKを誘う菅へのパス。終盤では競り合いでも負けずにパトリッキへ黄紙をプレゼントなどらしさは見せたと思う。

 補強自体は間違ってないし、神戸相手にこのメンツでドローなら結果だけ見れば上出来。
 ただ、繰り返すが今日は勝つべき試合であり、勝っていなければならない試合だった。

 これがリーグ序盤ならまだしももう23節。しかもFWにゴールなしではどうしたってキツい。
 もう、「ようやっとる」の段階はとっくに過ぎている。
 一言にドローといってもいろいろだけど、今日ほどドローが悔しい試合はない。
 ただ、前を向ける試合出ったことも確か。せめて、そこはポジティブにとらえたい。

 …というわけで、頭の中に流れるBGMはコレである。


post by フラッ太

16:55

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