J1とは“贅沢な世界”である。

2024年06月22日

>カテゴリ的にはちょっとカタい話なベクトル

 さて。

 コンサが勝てないことにフラストレーションを溜めているのはみんな一緒。
 様々な理由がある中で思ったのはコンサは贅沢に慣れ過ぎているということ。

 四方田コンサで厳しい残留争いを続けている中やってきたジェイは14試合で10ゴール。救世主どころじゃなく「あんなんチートやん!」ってな程に活躍してくれた。あの小野伸二がコンサドーレといういちクラブにいわば“生涯契約”までして関わってくれている。相澤陽介という既に名のあるデザイナーがクラブの象徴たるユニフォームだけでなく様々なアパレルグッズの制作に関わってくれている。

 ジェイと同レベルかそれ以上の選手を抱えるクラブはまだしも、
 他のクラブからすれば「羨ましい!」とか「贅沢すぎやろ!」と言われることだと思う。
 実際、KiUとコラボしたレインコートは“4thユニ”と言っていいくらいカッコいいし機能的だ。

 だから今までは「贅沢に慣れてはいけない!」と足るを知るといった感じの抑制的、禁欲的な考えでいたんだが、くーさんのブログを読んで考えが変わったというか、考えを改めた。

 贅沢になってはいけない、ではなく贅沢にならないといけない。
 贅沢ができるくらいじゃなければJ1ではやっていけないのだ、と。

 J1ともなればチート級の外国人選手がゴロゴロいるし、国外からもバンバン引っ張ってくる。リーグだけでなくACLも視野に入れればチート級外国人を複数抱えるのが当たり前。アジアでの戦いを肌で感じるクラブはJ1でさえ数えるほど。今やJリーグは選手にとっては通過点でしかなく、放っておいたら欧州にガンガン抜かれるご時世。戦力維持のためなら下からブッコ抜くのも当たり前。そんな中で「ぜいたくは敵だ!」じゃあアカンよなあ…と。

 せめて監督は優秀な人を!ってことでミシャコンサでやってきたわけだけど、今度は屋台骨を支える社長がいなくなり…といった具合でコンサを取り巻く状況は中々に厳しい。それでも、求められる中でベストを!という姿勢はなくしてはいけないし、そうじゃなければJ1どころかJ2でさえやっていけなくなる。

 今はつらいことが多くてとてもドームに行こうという気になれないけれど、
 自分にできる中でのベストは尽くしたいし、尽くしてほしいと思う。
 


post by フラッ太

11:55

コンサについて コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

蹴球素人

Re:J1とは“贅沢な世界”である。

2024-06-23 16:48

先発控え、カタカナの選手が1名もいない。ブラジル人選手がいないなんて贅沢では無くて必要経費なんだと痛感しました。 当たり外れはありますが、顧客満足度から見てもブラジルというブランドは高い方でしょう。アルゼンチン、ウルグアイ、Jには来ませんね。何で?

フラッ太

蹴球素人さんへ

2024-06-26 10:36

KANさんの健全安全好青年じゃないけど 外国人獲れない札幌が今どきタイトルなんて獲れるわけないと~♪って感じですね。   >アルゼンチン、ウルグアイ、Jには来ませんね。何で?   コミュニティがあるかどうかじゃないでしょうか。フェルナンド・トーレスやイニエスタがスペインから来てくれましたが、彼らは基本VIP待遇なので日本(Jリーグ)でコミュニティができるほどの交流は持てていないでしょう。   外国人同士でも「○○どーよ?」みたいなことは普段から情報収集してるでしょうし、日本で成り上がっていく!というメンタリティも望めない、むしろ超遠回りなイメージがあるように思いますね。その点、浦和は北欧からよくぞ引っ張ってっこられてるとは思いますが、多分に浦和のブランド力がモノをいってる気がします。

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