2005年11月20日
なんというかねぇ、複雑なゲーム。
勝ち試合を落としたのか・・・
負け試合を拾ったのか・・・
正直評価も難しいところでしょう。
個人的には負け試合を拾ったような感覚でいます。
まぁスコア的には勝ち試合ですけどw
で負け試合だと感じた理由なんですが
1.1対1での力の差
2.戦術を表現できるかどうかのスキル + 戦術理解度
3.集中力の差
4.経験の差
5.自信の差
です。
1は個人スキルをグループでカバーすることが出来る(当然個人のレベルも上げてくれw)。
2は細かいグループ戦術を重ねていけばいい。
でも3~5に関してはすぐに差を埋めることが出来ないかなと。
例えばセットプレーでセカンドボールを拾われてクロスを上げられたときのマークの甘さ。
失点直後のフワフワした時間帯。
1度ミスした後の消極的な姿勢。
判断力の欠如etc
全てメンタル面の問題ですよね。
若いチームですから当然ぶつかる壁です。
でもそろそろ次の段階へと成長してほしいなぁと。
特に今年は昇格争いという経験を積み、自信も付きつつあるはず。
来年J1かJ2かわかりませんが、如何に熟成させていくか。
それが飛躍できるかどうかの分かれ目になりそうです。
さて試合なんですがスタートは個人的な予想と違い、田畑ではなく智樹&金子のWボランチ(図.1参照)。
対する京都はほぼベストメンバー。
経験を積むには最適の相手でしょう。
前半の最初は良いペース。
積極的に前へ前へと向かっていました。
ただそれも京都の予想の範疇だったのでしょう。
徐々に押し返されてしまいます。(林GJ!なプレー有り)
ただ押されてはいるものの時折良いリズムで繋がることもあり、内容的にはまずまずでした。
そんな中、先制点は生まれます。
中盤からパスをもらった西谷がドリブルでボールを運び相川に楔のパス、それを相川が上手いコントロールで清野へ。
清野は抜群のトラップを見せファーストタッチで相手の届かないところへコントロールし左足一閃。
見事なゴールでした。
コンサらしいゴールと言えるのではないでしょうか。
先制後、守備を意識したのかコンサは変則4バックのような布陣に変更します(図.2)。
ところがこの変更によりリズムが狂ってしまうことに。
繋ぐこともままならず、簡単にボールを失い、セカンドボールを拾われる始末。
マークもズレ始め、パスを出すところへも強くいけずやりたい放題やられてしまいます。
それとこの試合を通してなんですけど、楔のボールが入った時に厳しくいけなかった。
無駄なファールを減らす為なのかも知れませんが、『ファールを減らす』=『激しくいかない』では無いはず。
それが相手のリズムのまま試合を続ける原因のひとつになったのではないでしょうか。
リズムは悪いもののなんとか前半抑えきれるかと考え始めた38分に京都中払の同点ゴール。
このシーンでは西谷の軽いプレーと和波のカバーリングを怠った(間に合わないと諦めた?)のが大きく響きました。
さらに失点直後の集中力が欠ける悪い癖が出ます。
相手のシンプルな楔のボールに対し曽田が当たれず。
そこにカバーに入った加賀でしたが頭でクリアするまえにボールを浮かされてしまいます。
そこに後方から走り込んだアレモンが軽く合わせ失点。
明らかに集中力の欠如による失点でした。
逆転され落ち込んだまま前半は終了。
本来ならば監督に檄を飛ばされなくても修正しなければいけないはず。
その辺り、和波を中心にしっかり考えてほしい。
後半はスタートから京都ペースで進みます。
アレモンに連続でゴールを脅かされ悪いリズムのまま。
そこでリズムを変えるため良くなかった相川を下げ、デルリスを投入。
これでチームが生き返ることに。
デルリスが入ったことにより攻撃のリズムが生まれ始める札幌。
リズムが生まれ始めた札幌は後半24分、デルリスが競ってこぼれたボールを清野がミドルシュート!
美しい軌道を描いたボールはバーを直撃、跳ね返ったボールがキーパー橋田に当たりゴールへ吸い込まれるという奇跡的なゴールでした。
昔同じ様な(オウン)ゴールを見たような気もしますがw
勢いに乗った(若さって怖いw)コンサは金子が右サイドを突破しクロス。
懸命に足を伸ばしてクリアしたのですが、そのこぼれ球に反応したのが清野!
勢いよく走り込み右足一閃。
見事ゴールへと突き刺さりハットトリック達成!
おめでとう、清野。
このゴールといい、仙台戦のゴールといい、ふかすことが減りましたよねぇ。
おそらく振り切るシュートではなく、インパクトを重視したシュートだからではないでしょうか。
腐らずに努力したことが実を結んだのでしょう。
見事な逆転劇で勝利を飾るかと思ったのですが、意外なところでリズムを狂わせてしまいます。
後半途中投入のデルリスがまさかの負傷交代。
良いリズムを生んでいた要因だったので大きく響いてしまい、交代直後の失点へと繋がることに。
失点はまたもミス絡み。
左からのクロスに池内が被ってしまい、松田がフリーの状況へ。
簡単に流し込まれてしまいます。
この失点も悔やまれる失点になりました。
この後コンサは再び攻める姿勢を見せ、押し込むもののタイムアップ。
和波のセンタリングと見せかけ?シュートwや元気のボレーなど惜しいシーンもありました。
そういった意味では意地を見せてくれたと思います。
でこの試合なんですが、ハットトリックの清野はもちろん、智樹も良かったのではないでしょうか。
ボールをもらったときの置き方、パスの強さ、タイミング、リズムの作り方、1対1の守備など成長の証を示してくれたと思います。
逆に池内は良くなかったですね。
パスミスも多く、3失点目は被ってしまい失点の原因に。
メインは守備のはずですから冷静に自分のプレーを振り返ってほしいです。
経験豊富な池内ならしっかりと立て直してくれるはずですから。
あと西谷。諸刃の剣という感じ。
ハマったときは恐ろしい威力を発揮するのですけど、リズムが悪くなるとボールを持ちすぎ潰されてリズムを悪くしてしまう。
無理すべきではない時にやってしまうのも難点です。
ただ個の力は札幌ではNO.1だと思いますし、試合に出続け、勘を取り戻せば常時力を発揮してくれるようになるのではないでしょうか。
とにかく次節の甲府戦、勝ちましょう!
長く書きすぎて疲れたorz
もうこんなに書くことはないなw
プロフィール
コンサドーレ札幌をこよなく 愛すサポーターの一人。 趣味は歌と釣りetc そんな感じの奴です。 ちなみにいつからサポになったのか 本人すらよくわからずw 知らない間に気になり始め、 知らない間に生活の一部になっていた。 ある意味怖い話ですw
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