傷だらけのカミーユ

2016年10月14日

扁桃腺が炎症を起こし、化膿しています。
昨日、耳鼻咽喉科で診察してもらいました。道理で痛い。熱がある。

ピエール・ルメートルの「傷だらけのカミーユ」を読了しました。
ベッドに横になるしか、することがないので…

また、意表をつく展開でした。
細かい細工が施された宝石を見ていて、装飾に惑わされた…

これで、カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズは終わるようです。
翻訳されていない、中篇2作の出版を希望します。

当然、続編の出版も大いに期待しています。


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10:01

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風に吹かれて、風の歌を聴け。

2016年10月13日

CSの日ハムvsソフトバンクを観ています。
6回裏、1アウト1塁2塁で、中田が打席に入りました。

そのとき、速報のテロップが入りました。
ノーベル文学賞、ボブ・ディランが受賞。

あら~っ、ディランでしたか。
村上春樹が、また受賞を逃しちゃった。

ディランといえば、「風に吹かれて」だよなあ。
村上春樹は、「風の歌を聴け」だなあ。

ディランの受賞には驚きませんが、村上さんに受賞して欲しかった。


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20:08

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インターナショナル・ダガー賞

2016年10月12日

現在、ピエール・ルメートルの「傷だらけのカミーユ」を読んでいます。
カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ3部作の最終章!

面白いですよ。

この作品は、昨年、英国推理作家協会のダガー賞(インターナショナル・ダガー賞)を受賞。
そして、今年、「天国でまた会おう」で同賞受賞です。

2年連続の快挙!

彼は「その女アレックス」(’13)でも同賞を受賞しているので3度目になります。
そして、「天国でまた会おう」はすでに仏国のゴンクール賞を受賞しています。

天晴れ。あっぱれ。アッパレ!

ちなみに、今年は、横山秀夫さんの「64」がノミネートされていました。
受賞したら読もうかなと思っていたのに…

いや、読むかな。


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12:48

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ノーベル文学賞の行方

2016年10月11日

先日、ノーベル生理学・医学賞を東工大の大隅良典先生が受賞しました。
「オートファジーの仕組みの解明」

遅くなりましたが、おめでとうございます。

最初に聞いたとき、Auto fuzzy???って何だと思いましたが(苦笑)
Autophagyでしたね。(よく分かってはいませんが。)

さてさて、文学賞の行方が気になりますね。

発表は、13日午後1時(日本時間同8時)に行われるようです。

英ブックメーカー・ラドブロークスの予想では、ケニアの作家グギ・ワ・ジオンゴが1番人気。
村上春樹は2位。

そろそろ受賞して欲しいなあと思いますが…、どうでしょうかね?


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12:12

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ナミヤ雑貨店の奇蹟

2016年10月10日

東野圭吾著「ナミヤ雑貨店の奇蹟」読了!
これは、実に面白かったです。

登場する雑貨店の名前を「ナミヤ」にしたのも、洒落ですよね。
読んで良かったと思います。

東野さんの作品では、次に「疾風ロンド」を読む予定です。

ちなみに、売り切れ店続出のピエール・ルメートルの「傷だらけのカミーユ」。
新札の文教堂でやっと購入しました。

まずは、こちらを読みます!


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00:05

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第5屠殺場

2016年04月18日

読書感想文を書くのは、大の苦手。正直嫌いです。
だけど、記憶を補助するために、少し書き残したくなる小説があります。

カート・ヴォネガット・ジュニアの「スローターハウス5」はそんな小説でした。
この本を読むきっかけは、ロバート・A・ハインラインの「夏への扉」の帯にあります。

裏側に、ヴォネガット著「タイタンの妖女」の宣伝。「今まだに出会った中で最高の物語。」(爆問 太田光)
爆笑問題の所属するタイタンはこのタイトルから付けたようです。

なのに、ジュンク堂で買ったのは「スローターハウス5」でした。
何か、面白そうで…。確か映画化されていたような!

ドレスデン無差別爆撃を題材にした小説。タイトルの意味は「第5屠殺場」。
ヴォネガットがドレスデンで捕虜として収容されていた建物。

ストーリーは、ビリー・ピルグリムの回想で進行しますが、一筋縄では行きません。
読み終えても、あまり理解できていませんが、十分な余韻が残っています。

先が気になり、ほぼ一気に読みました。
ちなみに、クラプトンのアルバムに「ピルグリム」があります。意味は巡礼者です。

次は「タイタンの妖女」を読みたいと思います。


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20:25

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ウランバーナの森

2016年03月07日

奥田英朗のデビュー作「ウランバーナの森」を読みました。
先日読んだ「用もないのに」の文中に、この作品がジョン・レノンを題材にしていると知り、早々紀伊国屋で買いました。

ウランバーナは、サンスクリット語(梵語)で盂蘭盆、つまり「お盆の森」ですね。実は知らずに読み始めました。そのうち明かされと思いましたが、一向に分からないので、途中で調べちゃいました。

この小説は、ジョン・レノンの76年~79年にかけての隠遁生活。ジョンが主夫をしていた時期ですが、空白の時代と言われ、あまり取り上げられたことがありません。
そこにスポットライトをあてたいという動機から執筆したもので、ジョンが毎年訪れた軽井沢が舞台となっています。

ここまで(詳細は内緒です。)大胆なストーリーにしちゃうとはねえ。驚きました。
とはいえ、ジョンに対する優しい眼差しが感じられ、決して不快ではなく、むしろ暖かいものが込み上げてきました。

1980年12月、ジョンの訃報を知り、彼のレコードを聴いた時の情景が思い出され、久しぶりに「ジョンの魂」と「イマジン」を聴きました。

良いアルバムだなあと、あらためて思いました!


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19:34

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