第5屠殺場

2016年04月18日

読書感想文を書くのは、大の苦手。正直嫌いです。
だけど、記憶を補助するために、少し書き残したくなる小説があります。

カート・ヴォネガット・ジュニアの「スローターハウス5」はそんな小説でした。
この本を読むきっかけは、ロバート・A・ハインラインの「夏への扉」の帯にあります。

裏側に、ヴォネガット著「タイタンの妖女」の宣伝。「今まだに出会った中で最高の物語。」(爆問 太田光)
爆笑問題の所属するタイタンはこのタイトルから付けたようです。

なのに、ジュンク堂で買ったのは「スローターハウス5」でした。
何か、面白そうで…。確か映画化されていたような!

ドレスデン無差別爆撃を題材にした小説。タイトルの意味は「第5屠殺場」。
ヴォネガットがドレスデンで捕虜として収容されていた建物。

ストーリーは、ビリー・ピルグリムの回想で進行しますが、一筋縄では行きません。
読み終えても、あまり理解できていませんが、十分な余韻が残っています。

先が気になり、ほぼ一気に読みました。
ちなみに、クラプトンのアルバムに「ピルグリム」があります。意味は巡礼者です。

次は「タイタンの妖女」を読みたいと思います。


post by kangie

20:25

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