ロシア・作曲家たちのプロムナード

2014年02月09日

昨日は、15:00からKitaraで札響を聴いてきました。森の響フレンドコンサート・札響名曲シリーズ vol.5~ロシア・作曲家たちのプロムナード~。多分、ソチ五輪を意識したプログラムだと思います。指揮はブルガリア人のロッセン・ミラノフ。シアトル・タイムズ紙が「これからの世代の指揮者の中で、もっとも有望な音楽家のひとり」と称した指揮者です。

1曲目は、バルトークの「ルーマニア民族舞曲(ウィルナ―編曲)」。初めて聴きましたが美しい旋律です。スラブの香りがほんのりしました。

2曲目は、チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番変ロ短調op.23」。とても有名な曲ですが、CDではいつも第2楽章の途中から眠たくなり、まともに全曲を聴いたことがありません。しかし、今回はさすがに眠ることはなく、全曲を聴きました。ピアノはロシア人のニコライ・ホジャイノフ。若干22歳ですが、多くのコンクール受賞歴があり、見事なテクニックでした。万雷の拍手でした。

アンコールは、リストの『モーツァルトの「フィガロの結婚」の主題による幻想曲』。もちろんソロですが、演奏時間はおよそ15分間。釘付けでした。

3曲目は、リャードフの「バーバ・ヤガーop.56」。この曲も初めて聴きました。バーバ・ヤガーはロシア民謡に出てくる妖婆のことです。

最後は、ムソルグスキーの『組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編)』です。最初に聴いたのはELPのライブ盤でした。最近はレナード・バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルハーモニックを聴いていますが、今回の札響の演奏も素晴らしかったと思います。やはり生で聴く音楽は格別です。いうまでもなく万雷の拍手でした。

アンコールはチャイコフスキーの『バレエ組曲「くるみ割り人形」よりロシアの踊り(トレパック)』でした。できれば「行進曲」にして頂けたら、なお良かったのですが…理由はわかる方にはわかると思います(笑う)

帰り途はキャンドルが美しい「ゆきあかりin中島公園」を満喫しました。

1391939106-kitara2014.2.8.JPG

>札幌交響楽団