オーデュボンの祈り

2011年09月19日

伊坂幸太郎著「オーデュボンの祈り」を読み終わりました。
(11:30)

仙台沖の南に位置する荻島。150年間にわたり外の世界と交流がない島。
曰く有りげな人々。話をする案山子。

島に欠けているものとは…。

荻島にやって来た伊藤が遭遇する様々な出来事。そして殺人。
全ての伏線が見事に収束するラスト。

こんな奇妙な世界に読者を引き込む作者って凄いですね。

これまで、ゴールデンスランバー、ラッシュライフ、重力ピエロを読みました。


どれにも惹かれ、やっとデビュー作を読み、また惹かれました。


post by kanchi

20:54

life コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

たこげるげ

Re:オーデュボンの祈り

2011-09-21 01:20

伊坂幸太郎はデビュー当時から注目してました。仙台が舞台の作品がありますね。また、題名がよくわからない作品が多いのが特徴で、本を読むと意味がわかり、頭が良くなった気がします。オーデュボン、アヒルと鴨、死神、重力ピエロ、ギャングなど、多岐にわたる分野を書き分けていて、その才能に驚かされます。意表を突くトリックや深い謎があるのも特徴ですね。

kanchi

Re:オーデュボンの祈り(お返事:たこげるげさん)

2011-09-22 11:15

たこげるげさん 伊坂幸太郎の作品では、最初に「ゴールデンスランバー」を読みましたが、単にこの題名がビートルズの曲だという理由でした(苦笑) その後、病みつきになっていますが、ラストまで細切れだった断片が、一気に繋がる爽快感がありますねえ。面白いです!

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