シャンハイ Shanghai

2011年08月29日

土曜日に、ワーナーマイカル釧路で渡辺謙出演の映画「シャンハイ」を観てきました。11:40開演でしたが、2番スクリーンの観客は10人ほど…。

1941年の上海が舞台。太平洋戦争前夜の上海は、英国、仏国、米国、そして日本が租界を置き、陰謀渦巻くまさに魔都と呼ばれるにふさわしい状況。この上海で米国諜報部員コナー殺害事件が起こり、真相を究明するため旧友であるポールが調査に乗り出します。

コナーと最後の夜を過ごしていたアヘン中毒のスミコ。謎めいた中国人の顔役アンソニーとその妻アンナ。ポールの調査を妨害する日本軍のタナカ大佐が絡み、ストーリーは展開します。際だつのは、日本軍の傍若無人な振る舞い。そして、死亡したコナーが掴んでいた情報は、太平洋戦争勃発に関するものでした。

ポール役のジョン・キューザックは、この役には合わないなあ。彼が出ると緊迫感が薄れます。それに比べ、コン・リーやチョウ・ユンファはいいと思います。渡辺謙はさすがの存在感でした。あと残念のは、菊地凛子ですね。登場場面も少なく、然したる台詞もありません。

映画自体は、普通に面白いと思いますが、結局何を描きたかったのか分からないので、お勧めの映画とは言えないですね。

  
  2010年アメリカ・中国・日本合作映画(105分)
  監督 ミカエル・ハフストローム

  出演
  ジョン・キューザック (ポール・ソームズ)
  コン・リー(アンナ・ラン=ティン)
  チョウ・ユンファ(アンソニー・ラン=ティン)
  菊地凛子(スミコ)
  渡辺謙(タナカ大佐)
  ジェフリー・ディーン・モーガン(コナー)




この記事に対するコメント一覧

たこげるげ

Re:シャンハイ Shanghai

2011-08-29 23:27

 上海は学生時代に2ヶ月間、中国を放浪していた際の最終地で、疲れを癒しながら帰りの用意をしていた街です。上海マンションという古い作りのホテルや、和平飯店のオールドメンジャズ、外灘(バンド)での朝の太極拳やダンス、にぎやかな南京路でのウインドウショッピング、豫園と南翔饅頭店の小龍包、友誼商店で現地の人と間違えられて入店拒否等、思い出はつきません。その後、家族で3回、上海に行きましたが、杭州や蘇州に足を伸ばしたり、景徳鎮で焼き物を見ることができました。  赤ん坊を連れて行った際のシェラトンや花園飯店でのスタッフの献身的なサービスや雑技団前にいたダフ屋との交渉、恐らく10ヶ国語以上を堪能に話すヒルトンホテルのドアマンの外国人の見分け方を教わったこと等、学ぶ事も多かったです。  魔都とも呼ばれた上海ですが、映画は平凡だったようですね。

kanchi

Re:シャンハイ Shanghai(お返事:たこげるげさん)

2011-08-30 21:07

たこげるげさん 上海には、残念ながら、行ったことはありませんが、インディ・ジョーンズ・魔宮の伝説の冒頭のシーンといい、いつの時代でも魔都という表現がピッタリする気がします。 現地人に間違えられる経験といえば、ワイキキの砂浜で寝ていたら、日本人に英語で話しかけられたことがあります。 それにそても、ヒルトンホテルのドアマンの外国人の見分け方ですが、伝授して欲しいと思います。よろしくお願いします。

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