アンノウン Unknown

2011年04月28日

月曜日と火曜日に映画「アンノウン」の試写会に行きました。同じ映画の2連チャンは久しぶりです。月曜日はTVh試写会で道新ホール、火曜日はSTVホール試写会です。ちなみにSTVホールは、傾斜があって観やすいですよ。

さて、タクシー乗車中に交通事故にあったマーティン・ハリスが、4日後に昏睡から目覚めると妻はハリスのことを知らないばかりか、見ず知らずの男を夫だと告げるわけです。事故で記憶が曖昧なハリスは、何が何だかわからない。一体全体、どうなっているのか。こんなわけがない。ハリスは、わずかな手がかりをもとに、真相究明に奔走します。

やっと見つけたタクシーの運転手は、関わり合いを持ちたくない様子です。そして、ある切っ掛けで知り合った探偵ユンゲルの助けを借り、少しずつ真実が明らかになります。まさに驚愕の真実。なかなか、良くできた脚本です。原作は、ディディエ・ヴァン・コーヴラールの小説「Out of My Head」。知らない小説家ですが、翻訳されたら読んでみたいと思います。

ハリス夫人役のジャニュアリー・ジョーンズ、タクシー運転手ジーナ役のダイアン・クルーガーは、なかなかの演技。美人ですしね。元東ドイツ国家保安省「シュタージ」の職員だった探偵ユンゲルを演じるブルーノ・ガンツ、ハリスの友人ロドニー・コール役のフランク・ランジェラは貫禄の演技です。

ハリスは、妙にアクション慣れしていて、ドライビングテクニックはプロ級です。このあたりで「あれっ!」と思います。真相の全容までは察しが付きませんでしたが…。それにしても、リーアム・ニーソンって、何とも締まらない顔立ちだと思うのですが、どうでしょう。好みの問題と言えば、それまでですが…。かなり面白い映画だと思います。2日連続で観ても、画面に釘付けでした。


アンノウン  2011年アメリカ・ドイツ合作(113分)
  監督:ジャウム・コレット=セラ

  出演
  リーアム・ニーソン(マーティン・ハリス)
  ジャニュアリー・ジョーンズ(エリザベス・ハリス)
  ダイアン・クルーガー(ジーナ)
  ブルーノ・ガンツ(ユンゲル)
  フランク・ランジェラ(ロドニー・コール)
  エイダン・クイン(マーティン・ハリス)

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