エンジェルウォーズ SUCKER PUNCH

2011年04月13日

昨晩、STVホール試写会「エンジェルウォーズ」を観てきました。予告編がTVでヘビロテなので、知っていると思います。司会は高山幸代でした。   

母親の死後、継父に精神病院LENNOX HOUSEに入院させられ、5日後にはロボトミー手術を受けることになったベイビードールは、患者仲間のブロンディ、アンバー、ロケット、スイートピーの4人と脱出を試みます。

脱出シーンでは、精神病院が売春宿に変わり、ゴースキー医師は売春宿のマダム。看守のブルーはオーナーに変身。さらに脱出に必要なアイテムを手に入れるときは、ベイビードールのダンスをきっかけに、ファンタジーワールドになります。つまり3層構造でストーリーが展開するわけで、その意味ではインセプション的です。

脱出のアイテムは、Map、fire、Knife、Key。5つ目は謎。ファンタジーワールドの案内人ワイズマンの協力を得ながら、巨大なロボット武士、ドラゴン、時限爆弾など様々な障害に立ち向かいます。ベイビードールの超ミニ・セーラー服にノンガーターストッキング姿や他の仲間たちのセクシー度全開の衣装が目に焼き付きます。暗くゴシックホラーを思わせる画質がまた素晴らしい。

まあ、結局何を言いたいのかよくわからない映画でしたが、かなり印象に残る作品ではあります。カルト的な映画ですかね。ちなみに、サントラは大音量のロック。雰囲気を盛り上げますが、予告編で流れるLed Zeppelinの“When the Levee Breaks”は本編では使用されていません。なぜなのかな…。冒頭、エミリー・ブラウニングが歌うEurythmicsのカバー“Sweet Dreams”が流れます。意味深です。精神病院の名前は、EurythmicsのボーカルAnnie Lennoxと関係ありそうだし…。

映像重視な作品です。深く考えないで楽しむのがいいかな。原題のSucker Punchは不意打ちという意味ですが、何でこのタイトルなのか不明!!!


エンジェルウォーズ  2011年アメリカ映画(120分)
  監督:ザック・スナイダー

  出演
  エミリー・ブラウニング(ベイビードール)
  ヴァネッサ・ハジェンズ(ブロンディ)
  ジェイミー・チャン(アンバー)
  ジェナ・マローン(ロケット)
  アビー・コーニッシュ(スイートピー)
  カーラ・グギノ(マダム・ゴースキー)
  ジョン・ハム(ハイローラー)
  スコット・グレン(ザ・ワイズマン)
  オスカー・アイザック(ブルー・ジョーンズ)