声優といえば、城　達也さん、小山田宗徳さん、野沢那智さんの３人をすぐに思い浮かべます。

城さんは、「ジェットストリーム」の初代パーソナリティとして有名ですね。ジェットストリームは大学生の頃、毎日のように聴いていました。城さんの声は、本当に惚れ惚れするほどの上品な美声でした。

声優としては、「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーンと共演したグレゴリー・ペックとＴＶドラマ「スパイのライセンス」で主人公アレックス・マンディを演じたロバート・ワグナーの声を担当しています。特に、ロバート・ワグナーの吹き替えは天下一品世界一で番組の面白さもあり、忘れられない番組です。城さんは、１９９５年６４歳で亡くなりました。


小山田さんは、低音だけど優しいトーンの声です。ＴＶドラマ「スパイ大作戦」でミッションを伝える声で有名ですね。「おはようフェルプス君。今回の君の任務だが…」。

声優としては、ヘンリー・フォンダを担当していました。ヘンリー・フォンダは人間味のある善良なアメリカ人役が多かったですね。印象に残っている作品は、「十二人の怒れる男」と「ミスター・ロバーツ」です。特に、「十二人の怒れる男」で演じた陪審８番役は、秀逸です。この作品は、これまで観た映画の首位の座を４０年以上キープしています。それぐらいの感動がありました。小山田さんは、１９８６年５８歳で亡くなりました。


そして、野沢さんは、先月３０日７２歳で亡くなりました。私にとっての野沢さんは、ＴＢＳラジオの深夜番組「パックインミュージック」の金曜のパーソナリティです。白石冬美とコンビを組み、「ナチチャコ」と呼ばれていました。抱腹絶倒のトークでした。夜中にお腹を押さえて笑っていたのを覚えています。

那智さんの声は、ＴＶアニメ「チキチキマシン猛レース」のナレーターといえばわかってもらえますかね。非常に表現しづらい声です。声質は低音です。吹替では、何と言ってもアラン・ドロンだと思います。「太陽がいっぱい」のラストシーンは忘れられません。あとは、ブルース・ウィリスのダイ・ハード・シリーズも好きです。

ナチチャコは、もう一度聴いてみたいと思います。カセットテープに録音しておけばと後悔しています。

ご冥福をお祈りします


ジェットストリーム