インセプション Inception

2010年07月19日

きょうは、ユナイテッドシネマ札幌で、レオナルド・ディカプリオ主演の「インセプション」の先行上映を観てきました。監督が、「ダークナイト」のクリストファー・ノーランということで、上映を楽しみにしていた作品です。

ディカプリオ演じるコブの仕事は、仲間と一緒にターゲットの夢に入り込み潜在意識の底に潜む「アイディア」を盗むこと。そんな彼が、日本人実業家サイトーから、ある仕事を引き受けることに。その仕事とは、ライバル企業の後継者ロバートに、自分の企業を潰す思考を植え付ける(インセプション)こと。

しかし、これが非常に難しいミッション。違和感を覚えさせないように植え付けることが、かなり高度なためとのこと。そのため、夢の夢のまた夢まで入り込み繰り広げられるアクションが凄いのですが、夢や夢の夢の中での攻防もまた凄い。銃撃戦、カーチェイスの連続です。つまりは3層構造のストーリーを一度に味わうわけで、集中してみていないとわけがわからなくなりそうです。

夢からの脱出方法は、キックと呼ばれていますが、とにかくロバートに見事に思考を植え込み、全員無事に夢から脱出できるのか。

コブの仲間は、相棒のアーサー、夢の世界を作り上げる「設計士」アリアドネ、他人になりすまし思考を誘導する「偽造士」イーネム、薬物で夢をコントロールする「調合師」ユスフ。彼らに、死んだコブの妻マルが絡みます。マルは、コブの夢の中に登場しますが、非常に重要な役割で、コブがこのミッションを引き受けた原因でもあります。

一度観ただけでは、全てのストーリーを理解するのは困難なのかも知れません。何度か映画館に足を運ぶか、あとは、DVDが発売されるのを待つかですね。それにしても、こんなストーリーを考えだすノーラン監督には賛辞を送るべきなのでしょうが、残念ながら難解過ぎると思います。少々イライラする場面もある2時間22分でした。メンズデイで1,000円じゃなきゃ怒っていたかも。

コブは夢から脱出できたのかどうか…。どちらとも判断できないエンディングでした。それが狙いなのでしょうが…。(WBの意向かな)


20100719-00.jpg  2010年アメリカ映画(142分)
  監督:クリストファー・ノーラン

  出演
  レオナルド・ディカプリオ(ドム・コブ)
  渡辺謙(サイトー)
  ジョゼフ・ゴードン=レヴィット(アーサー)
  マリオン・コティヤール(モル・コブ)
  エレン・ペイジ(アリアドネ)
  トム・ハーディ(イームス)
  ディリープ・ラオ(ユスフ)
  キリアン・マーフィー(ロバート)


昨晩、秘密を読了。切ないですね。