シャッターアイランド Shutter Island

2010年04月18日

ユナイテッドシネマ札幌で、「シャッターアイランド」を観てきました。封切りから1週間後のモーニングショー。空いていると思いましたが、客の入りは7割ぐらい。さすが、宣伝効果は絶大。ということか。

ボストン沖の孤島シャッターアイランドは、精神疾患の凶悪犯罪者を収容する病院兼刑務所。この島から忽然と姿を消した女性患者レイチェルの捜索のため、連邦保安官テディとチャックがやってきます。しかし、テディには、別の目的がありました。この島に収容されている放火魔アンドルー・レディスを探すことです。彼は、テディの妻ドロレス殺害の犯人です。

レイチェルの残したメモ「4の法則」とは、「67番目の患者」とは…。アンドルーはどこに収容されているのか…。

映像のすべてがヒント!ということなので、最初から、眼を皿のようにして観ましたが、起きていることが、現実なのか、夢なのか、幻覚なのか、わからなくなりました。まさに迷路に迷い込んでしまいました。出演者の全てが何やら怪しげだし、院長コーリーやネーリング医師は、何か企んでいるように見えるし…。テディの亡き妻ドロレスの過去にも、何かありそうだし…。

ラスト近くで、あれも、これも、それもヒントだったと気がつきましたが、宣伝が、煽りすぎです。この映画は、謎解きより迫真の演技を観る映画だと思います。小生は捻くれているので、ラスト自体が真実とは思いたくないわけで。そうとでも思わないとなあ。

最後まで、読んでいただいた方には申し訳ありませんが、何も知らないで観たら、かなり楽しめる映画だと思います。


20100418-00.jpg  2010年アメリカ映画(138分)
  原作:デニス・ルヘイン(ミスティック・リバーetc)
  監督:マーティン・スコセッシ

  出演
  レオナルド・ディカプリオ(テディ・ダニエルズ)
  マーク・ラファロ(チャック・オール)
  ベン・キングスレー(ジョン・コーリー)
  ミシェル・ウィリアムズ(ドロレス・シャナル)
  マックス・フォン・シドー(ジェレマイアー・ネーリング)