オーシャンズ OCEANS

2010年01月20日

昨日は、映画「オーシャンズ」の試写会でした。会場は、ユナイテッドシネマ札幌(2番スクリーン)。嫁に「ブラピの続編なの!」と言われましたが、全く違います。ネイチャードキュメンタリーの巨匠ジャック・ペランが誘う未だかつてない”野生のオペラ”です。

ジャック・ぺランはフランスの俳優、監督、最近では”幸せはシャンソニア劇場から”の製作を手がけていますが、”WATARIDORI”などのドキュメンタリー監督としても有名です。

この作品は、タイトルどおり”海洋”が舞台です。海鳥が海面に急降下し、海中の小魚を捕らえるシーンは圧巻です。物凄い勢いで海面に激突する海鳥。良く気絶しないものです。

蝦蛄と蟹の喧嘩には驚きました。それも、目障りだから…本当ですかね!ジュゴンが海草を食べるシーンは笑えます。まるで掃除機が絨毯の掃除をするようにも見えます。


漁網に絡まるクジラやイルカたち、磔にされたような無残な姿です。そして、サメのひれを全て切り落とし、海に投げ込むアジア系の漁師。泳げず、もがくサメ。フカヒレは美味いけど…残酷です。

海洋生物たちの聖域である南極や北極に忍び寄る環境変化。ここ数十年間で絶滅に追い込んだ数知れずの動物たち。犯人は、もちろん人間です。

上映時間1時間44分。なかなか興味深い映画です。