映画「ダ・ヴィンチ・コード」

2006年06月15日

 しばらく映画の感想を書き込んでいないので、今日は、5月27日に観た映画「ダ・ヴィンチ・コード」について少々。

 この作品は、一言で言うとキリスト教の聖杯伝説にまつわるミステリーだと思いますが、聖杯については、インディ・ジョーンズ最後の聖戦でも題材にされていたので、キリストが十字架にかけられた際にその血を受けたのが聖杯であるとか、テンプル騎士団が代々守り続けていたとか、歴史から忽然と消えてしまったとか、正統的(多分)な知識はありました。

 しかし、この作品では、聖杯はキリストの血を受け継ぐ者であり、キリストの妻がマグダラのマリアとなっています。

 ストーリーは、この事実(物語の中での話ですが)を守ろうとするシオン修道会(テンプル騎士団)と抹殺を図るオプス・デイとの間の血なまぐさい争いになり、その争いに巻き込まれるのが、トム・ハンクス演じるラングドン教授とオドレイ・トトゥ演じる暗号解読官ソフィーなのですが、やはり相応の予備知識がないと話しについて行けないかも知れません。

 ダ・ヴィンチの名画(特に最後の晩餐とモナリザ)や聖杯伝説などはチェックしてから観た方がよいですね。もちろん原作を読むのが一番なんでしょうが。(読んでから観れば良かった!)

 配役では、オプス・デイのシラス修道僧役のポール・ベタニーが何ともはまり役だと思いました。本格派性格俳優誕生でしょうか!

 キリストが妻帯し子を儲けていたなど、敬虔なキリスト教徒にとっては受け入れがたいということは容易に理解できますが、良くできた映画だと思います。これから、原作を読みたいと思います。

  ☆≡≡≡

 2月7日「ミュンヘン」を観て以来、THE有頂天ホテル、オリバー・ツイスト、ナルニア国物語、サウンド・オブ・サンダー、ファイヤー・ウォールと観ました。

 お勧めは、ロマン・ポランスキー監督のオリバー・ツイストです。主演のバーニー・クラーク君の演技がお見事です。DVD出てます。


post by かんち

07:55

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