仲町商店街

2009年06月18日

私が、昭和50年4月から4年間、大学生活を送った小平市は、西武新宿線高田馬場駅から快速で25分ほどの距離にありました。

駅の南口を出ると、ロータリーがあり、正面は畑、畑、畑だったと思います。初めて、南口の景色を見たとき、「これって本当に東京なの・・」とかなりの衝撃を受けたのを覚えています。確か駅の左側に西友があり、右側を歩いていくと商店街でした。

まず、目に入るのが「喫茶店アムール」。ここのアムールランチを食べるのが、貧乏学生の唯一の楽しみでした。確か680円だったと思いますが、エビフライとハンバーグがメインのプレートランチでしたね。コーヒーも付いていたような気がします。

そうそう1階でケーキを売っていたなあ。ショーウィンドウは覚えていますが、肝心のケーキの記憶がない。あまり食べる機会はなかったようです。

仲町商店街に入ると左手に書店がありました。暇つぶしによく行きました。漫画本を立ち読みし、文庫本は買っていました。ちょうど少年ジャンプで「こち亀」の連載が始まった頃だったような・・。

文庫は主に渡辺淳一の作品を買っていました。今でこそエロ小説家ですが、当時はまともな作品ばかりで、「阿寒に果つ」、「白い影」、「無影灯」などが印象に残っています。特に「阿寒に果つ」の時任純子は憧れの女性でした。あと、心臓移植を題材にした作品も読みごたえがありました。さすが札医大出身です。

続く


仲町商店街は正式な名称かどうか分かりません。当時、僕らはそう呼んでましたけど・・


post by kanchi

12:48

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