ロックアウト

2009年06月17日

大学時代、東京都小平市の鈴谷学生寮で生活していました。1年生の時は比較的まじめな学生で、単位を落とさない程度に授業にも出席していましたが、2年生になると、ほとんど学校には行かず、寮で花札やトランプをしたり、下手なギターを弾きながら、かぐや姫、揚水、拓郎の歌をがなったり、国分寺まで出かけ雀荘で麻雀をしていました。

夜になると、酒宴です。お金がなかったので1升瓶800円の合成酒でしこたま酔いました。トイレで吐き疲れて寝たこともあります。時には、新宿まで飲みに行きました。酔っぱらって、パブのマッチを客待ちのタクシーの運転手さんに配ったこともあります。

そんな生活をしていたのに無事4年間で卒業できたのは、2年生から4年生までレポート試験だったからです。学年末試験は3年連続中止となりました。

試験を受けに大学へ行くと、門はしっかり閉じられていました。入ることができません。つまりロックアウトです。過激派が試験の実施を妨害したため大学側が学生を退去させるわけです。まあ、落第覚悟の私には助かりましたが・・。レポート試験は、出欠に関係のない科目は、提出さえすれば単位はもらえました。なので、出席しないと単位がもらえない外国語などは、3年生のときに授業に出て単位をとりました。

懐かしい思い出ですが、ほろ苦いのはなぜでしょうかねえ。失恋の思い出があるからかなあ!これは、ヒミツです。


鈴谷学生寮は、私が卒業した2年後、昭和56年3月その歴史に幕を閉じました。


小平市には一度行ってみたいと思っています。


post by kanchi

07:00

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