消されたヘッドライン STATE OF PLAY

2009年05月17日

15日、道新ホールで、ラッセル・クロウとベン・アフラック共演の映画「消されたヘッドライン」の試写会に行ってきました。

この映画は、2003年に英国BBCテレビで放送されたTVドラマのハリウッド映画化です。TVドラマは、NHKでも放送されていたようですが、観た覚えがありません。


麻薬絡みと思われた殺人事件が、巨大軍需企業の不正を暴こうとする上院議員の女性スタッフの死と結び付き、一見、軍需企業の隠蔽工作に違いないと思われましたが・・思わぬ真相が明らかになります。

軍需企業の不正を追及する上院議員コリンズにベン・アフレック、殺人事件の真相を追究するニューヨーク・グローブ誌の記者カルにラッセル・クロウ。コリンズとカルは、大学時代からの友人。カルが事件の真相に迫ろうとするのは、正義のためなのか、はたまた友情のためなのか・・!

最後のどんでん返しは、仕掛けとしては見事ですが、何故かあまり驚かないのが、やや残念ですねえ。TVドラマを2時間チョッとに詰め込んだためか、目を凝らして観ていないと分からなくなっちゃうかも。まあ、監督のケヴィン・マクドナルドは、無難にまとめたと思います。なお、カルの同僚で駆け出しの記者デラ役でレイチェル・マクアダムス、編集長キャメロン役にはヘレン・ミレンが出演しています。

政治スキャンダル絡みのサスペンスドラマが好きな方にはお勧めかな。

邦題の「消されたヘッドライン」は味も素っ気もありませんね。新聞の1面から事件の報道が消えてしまいそうなタイトルですが、これも陰謀だとしたら、「お主やるなあ」ですが・・


一作ごとに幅が広くなるラッセル・クロウ。ダイエットしたほうがいいなあ。長髪も似合わねえ!!