アンダーワールド ビギンズ Underworld Rise of the Lycans

2009年03月20日

15日、アンダーワールド・シリーズの3作目ビギンズを観てきました。

ビギンズは、ヴァンパイア(吸血鬼族)とライカン(狼男族)の800年にも及ぶ戦いの原点を描いています。原題の“Underworld Rise of the Lycans”が示すように、ヴァンパイア族の奴隷であったライカン族が立ち上がるわけですが、きっかけはある事件です。

ヴァンパイア族の長老ビクターは、ライカン族の始祖ルシウスとその一族を奴隷とし、重労働を強いていました。コルビナスと彼の2人の息子のうち、兄のマーカスは冬眠中。弟の凶暴な狼男ウィリアムは森に潜み、時にはヴァンパイア族や領民に襲い掛かっていました。

ビクターには、ソーニャという一人娘がおり、彼女は、ルシウスとの許されない恋に落ちていました。やがて、ソーニャがルシウスの子を宿していることを知ったビクターは、ルシウスの見ている前で、ソーニャに太陽光をあて灰にしてしまいます。このシーンは1作目にも登場しますが、ルシウスのビクターに対する憎悪の原点ですね。

ヴァンパイアの圧制に対し、ライカンのアイデンティティをかけた戦いは、一応ライカンの勝利で終わりますが、以後、闇の世界で戦いは続くわけです。2作目の冒頭のヴァンパイア族とライカン族の戦いの場面はビギンズから20数年後が描かれています。いきなり3作目を見ても、よく分からないかな。


アンダーワールド ビギンズ
2009年アメリカ映画(90分)
監督 パトリック・タトポロス
出演 ローラ・ミトラア(ソーニャ)、マイケル・シーン(ルシアン)、ビル・ナイ(ビクター)