2005年12月10日
高杉です。
入れ替え戦が終わりましたね。ついこの間まで同じリーグで戦っていた甲府が遠いところに行ってしまった気がします。開幕3試合を消化したあとの3月23日(ウチはすでに草津戦で1勝していました)に開かれたJ2の会議の席で、甲府の担当の方が「どうやったら勝てるんでしょうか」と嘆いていたのも遠い過去の話です。
そして、柏が加わった来季のJ2は一層厳しいシーズンになりそうです。
今季は、札幌ドームの試合が12試合に増えて、シーズン序盤と終盤に集中的に開催されました。昨シーズンの札幌ドームと厚別の平均来場者数の差は5,000人。厚別はちょっと…だけど、札幌ドームなら行ってもいいかなという人が少なくとも同じ人数はいることになります。
そういう方たちに一試合でも多くドームに来てもらおうと、開幕前に、通算来場者数200万人達成をテーマにした『万感チケット』を、最終4連戦では入れ替え戦進出を応援する『ユニ4+チケット』を発売しました。
この『ユニ4+チケット』については、「来季ユニが変わるので在庫を一掃する企画じゃん」というご意見もありましたが、どうであれあの時点で、今季の残り試合で選手が着るユニを着て応援しようという企画自体は何ら恥じるところはありません。
ですが、もう一つのおまけの“入れ替え戦に進出した場合のチケット優先購入権”については今もって胸が痛みます。
11月6日の水戸戦当日は、チケットとユニフォームの引き換えで、札幌ドームの外チケットブースにザル2号と一緒に缶詰になってました。引き換えの際に優先購入権の証明書(当部署の手作りです!)をお渡しするときに、「これが紙屑にならないように最後まで応援するよ!」と言ってくださった方々のキラキラした瞳が忘れられません。そして、結局紙屑にしてしまった罪悪感に苛まれています。
その4連戦の結果についてはご承知の通りです。フロントスタッフとして試合内容にコメントするのはチームの士気に影響するので差し控えてましたけど、シーズンも終わったことなので振り返ってみると、
どうしてドーム4連戦初戦のこの試合くらい勝ち切ってくれなかったのの水戸戦、せっかくのJALサンクスマッチなのにドームだからって悪天候にも程があるでしょ、それでも来てくれた方には面白い試合だったから引き分けでも許すと言われてギリギリセーフの京都戦、ハウスメイトさん渾身のマフラーを見事負の歴史に刻んでしまった甲府戦、そして、よもや負けはしないだろうけど、大勝してきっちり得失点差の帳尻を合わせてくれるか、さもなくば冷や冷やで終わるかのどっちかだと思ってたら、まんまと後者だった草津戦、という具合に説明されるんでしょうか。
もしどれかの結果が変わっていたら、今日の晴れ舞台に立っていたのは我がチームだったかも、という想像はしないお約束ですよね。
来季は3位以内を明言した柳下監督。紙屑になった証明書が笑い話として活きる日が訪れますように。
プロフィール
クラブ収益の根幹を担う広告料収入獲得のためスポンサー営業に励む部署。業務として、クラブスポンサー、サポートシップスポンサー、パーソナルスポンサーの営業のほか、マッチデイプログラムの広告営業、クラブグッズの事業にも取り組んでいる。 部長以下4名のコンパクトな体制をフットワークでカバーと言いたいところだが、メンバーの高齢化が悩みの種でもある。
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