柳下監督退任。今朝、各紙Webｻｲﾄで一斉に報じられました。

自分は、続投or退任どちらでも良いと思っていました。
もし前者ならば、同じｽﾀｲﾙを貫き続けると来年の今頃はどうなっているか興味有りましたし。
昇格できるかどうかは別として
はからずも後者になってしまった訳ですが。まぁ致し方ないでしょう。
結果から見ると、今年は期待外れに終わってしまった一年でした。

就任した2004年を振り返ると、何も無い所から…ｾﾞﾛどころかﾏｲﾅｽからのスタート。
戦えども戦えども勝てず、それでもシーズン終盤の天皇杯では夢見る事が出来た。
勝ち試合を見る事自体が稀だった２年前から、今や勝ち方にも文句を付ける事が出来るまでになった。
よくぞココまで我がチームを鍛え上げてくれました。

しかしながら、その采配、スタメン起用、選手交代にはしばしば疑問がありました。
柳下監督を例えるならば、将棋の駒を作り上げる一流の職人では有りましたが
将棋を指す腕前は…残念ながら余り上手くなかった、といった所でしょうか。
まぁそういう面はありますが、３年に渡る指導のお陰で
今やJ1昇格に向けて闘える「駒」は揃った、と思います。まだまだ荒削りだけど。

３年間良い事ばかりじゃ無かったけど、柳下監督のお陰でコンサドーレ札幌は確実に成長出来ました。
貴方の様な「超」頑固者じゃなければ此処まで進めなかったでしょう。
とても感謝しています。
お疲れ様でした。

来月の天皇杯、新潟がラストマッチの対戦相手では役者が劣る！
せめて仙台まで行きたいな。

次期監督の話。
個人的には、「将棋の指し方」を知っている人すなわち勝負師を希望。
城福敬強化部長は「個人的にはＪ１昇格を目指すならＪで指揮を執ったことのある人、
またはＪクラブのコーチなどの経験がある人」て言うてはるみたいですが…

今年の選手補強はプチ「京都方式」…他J2チームの主力選手引き抜きでしたよね。
（といっても大塚、関の二人ですが）
という事は、来年の次期監督選びはプチ「横浜ＦＣ方式」すなわち、
指導経験の無い新人監督連れてきて一か八かの博打に出たりして。
まぁ当てずっぽうの予想です。