一番寒いのは1月と2月なんです(追記)。

2008年12月07日

今回は、試合話はおいといて、主に他チームサポの方に向けたエントリで。

試合前日の金曜はえっらい暖かかったけれど
昨日今日は、いい具合に『冬の現実』を鹿島サポの方や
関係者の方に少しだけ体感してもらえたのかなぁとは思うんですが…

が、これくらいはまだまだ序の口なんですよ、残念ながら(笑)。

昨日の小雪、そして昨夜から今も降り続けている雪による積雪。
寒いです。確かに。少し外にいるだけで充分生き地獄。
外で寝たら確実に死ねる。
…でも、北海道が最も寒く過酷なのは1月から2月なんですね。

なぜならば、今はまだ完璧には雪が積もっていない状態。
根雪(ねゆき)になっていないところでのマイナス1度程度だから
まだまだ『寒い』の域なわけです。
※根雪…雪ががっぽり積もって、春まで溶けなくなる状態のこと。「根雪になる」と使う

根雪になるまでに、雪が積もって少し溶けて氷になって固まって
またその上に雪が降って、また溶けて氷になって…
それを延々と繰り返し、たいてい12月の末くらいに(昔はもっと早かった)
地面から20センチくらいの高さで『根雪』の状態を迎えます。
氷のぶあつい絨毯の上に根雪になり、そうして更に気温は平気でマイナス。
いい具合の冷凍庫です♪

だから、1月とか2月は…
北海道人ならば、誰もが知っている感覚…
『痛い』
なんですね。寒い、を大きく越えるあの感覚。

昨日今日の雪の降り方は、しんしんと…軽い小さな粒の雪が舞い落ちるという感じだけど
あと1ヶ月もすれば『ほっぺたに刺さるような雪』が横殴りで降るわけです。
これは、マジで『痛い』のだ(笑)。

1シーズン住んでもらえれば、誰もが納得できる北国の常識。

  ★  ★  ★

雪害の経験なら売れるほどあるけれど、ふと思い出したエピソード。
忘れもしない96年1月の話。正確には1月9日。
…なべみわさん、もうかれこれ10年以上日記をつけているので
その日も特定できる(笑)。

前の晩から、ありえない雪の降り方をしていて、
『こりゃ明日の朝はひどい事になってるなぁ』と思って就寝。
当時実家に住んでいて大学生だったワタシ。

朝、寝ぼけまなこで窓の外を見ると、
もーーーーんの凄い雪の積もり方をしてたのね。
『こりゃ凄い』と。
でも、とりあえず学校は冬休みちう。

しかし、当時これまた実家在住だった姉がパニックになっている。
『ちょっとーバス動いてないよねー。でも仕事行かないと…!」

そう言い残し、パジャマ姿のワタシに見送られ、果敢にも外に出た。

その数十秒後、外から『うひゃぁぁ~~~~』という雄たけびが聞こえた。

『?!』と思い、窓から実家(一軒家)の庭を見ると…

腰まで雪に浸かった姉が立ち往生してもがいてるじゃないの!

あの狭い庭で遭難してるし!(爆)

命からがら家の中まで戻ってきた姉曰く
『庭を漕いで歩いて道路まで出たけど、道路も腰の高さまで雪があった…』
そうな(^-^;;;

もう一度外を見ると、1メートル20センチくらいはある家の門が
ほとんど隠れるくらい、道路にも雪が…

まあ、北国の冬は、真夜中に除雪車ががーがー走りまくって
延々と除雪を続けるものなんだけど(そして市の財政を圧迫する)、
こういうドカ雪が降ると、除雪なんざ追いつくわけが無いんですよ。

テレビをつけると、当然のごとく全市内で全てのバスやらJRやらがストップしてる。

確かこの日は夕方からバイトがあったんだけど
ワタシの実家のある地区は夕方まで除雪が進まず陸の孤島になりバイトを休んだのよねぇ。
後日、散々『田舎ー』と馬鹿にされた(苦笑)

もちろん、これはトップオブ雪害話だけど。
でも、ここまでじゃなくとも、これに近い雪害ならばしょっちゅうおこる。

てか、山奥の話じゃないですよ…もうすぐ200万人へ届く、
政令指定都市・札幌市内。




さ、やっと用紙をもらったから、署名集めをしようっと。


post by なべみわ。

15:10

コメント(0)