こんなことがあった(そうです)。

2006年11月23日

CVSには特別招待対応の担務があります。主に身障者の方の受付・案内をします。

今日の試合に目の不自由な方が来場されたそうです。

試合終了後、担当者はひとりでいたその方に声を掛け先導をしたそうです。「シャトルバス乗り場まで行きたい」というお客様。場内からシャトルバス乗り場まではかなりの距離があります。担当者は場外にいるスタッフに声をかけ案内を頼んだそうですが持ち場を離れられないとの返事。シャトルバス乗り場まで行くお客様にも声をかけたそうですが返事をもらえなかったそうです。結局バス乗り場まで続く点字ブロックのあるところまで案内をし、見送ったとのこと。

その方がこんなことを教えてくれたそうです。
冬靴をはくと靴底が厚くて点字ブロックがわかりにくいこと。
札幌ドームは目の不自由な人向けの案内がない。トイレ等の施設がわからないそうです。
近くにいる人に声をかけても反応がないと。

(ここまで私が聞いた話です。事実と違うところがあったら申し訳ありません。)

当事者でないとわからないことがたくさんあります。でもそんなことより「声をかけられたとき答えることができるだろうか」のことのほうが重要で、自分にできるだろうかと考えさせられました。何かを案内する時「あっち」「こっち」と身振り手振りではなく、ちゃんと言葉で表現できる自信はない。情けないことだけど。いつか自分から声をかけることができる日が来るのか…。
「May I Help You?」


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