ええ、いってましたが、何か (挨拶).
つか、そんな粘着して楽しい?
ということでサポ集レポの続き。
三上強化部長のお話
(配布されたサポ集のプログラムにはこの項なく、本当に突然決まった模様)
- キャンプが始まる前の課題
- 今いる選手のストロングポイント、課題はどこか。
- 組織だった守備の強化
- 監督、コーチ陣が合宿前に確認
- 練習試合
- 強い相手とやることで、課題を出す。こちらから相手のキャンプ地へ移動してでも。
- 結果、川崎フロンターレ、城南一和、水原三星というかなり強いチームとやることができた。
- チームの課題
- セットプレイからの失点が多い。通常3, 4割といわれているが札幌は4割強。
- ワイドな展開からの失点が多い。世界ではワイドな展開からパス3本以内の失点が多いが、コンサはそれ以上つながれていても失点している。(苦笑起きる)
- それら課題を踏まえて4-2, 4-4, 5-5, 10,10等のミニゲームをしている。結果白熱した中でのトレーニングができている。
- 3-5-2から4-4-2のシステム変更について
- 4-4-2は完成系ではない。チームとしては柔軟性を持ったシステムをやりたい。
- 相手によっては4-3-3, 4-4-2でも中盤をBox型などと、柔軟にできるように考えている。
- チームの意思統一
- 今年は会議室を借りて、ミーティングをやった。第1回2/5, あと2回ぐらい考えている。
- 今まではピッチ上でいうだけだったが、全員と面談し、それで課題等を伝えている。
- システム話
- リアクションではなく、守備でもアクションを起こすよう練習している。(守備のときは全員戻るような)引きこもりサッカーではない。
- 攻撃的なトレーニングは、まだ行っていない。でもリスクを恐れず、どんどん追い越していくことと監督から伝えている。
- 練習試合の内容
- フロンターレ戦について
- 非常によかった。うちのいいところが出た。
- 「試合が荒れた」「外国人のけが」の報道について。外国人のけがについては私 (三上部長) から先方の強化に電話し、三浦監督からも先方に電話した。しかし関塚監督にも「故意ではない」ということはわかってもらえているので (特に遺恨などはない). がつがついっていて相手がいらいらしていた。
- 課題はサイドから崩されることが-なかったといえばなかったけど-やっぱりあった。4バックなのに中のケアを注意してか両サイドが絞りすぎる面があり、試合終了後ビデオで確認した。
- 城南一和戦について
- 驚いた。強い、早い、うまいの3拍子そろっていた。本当に強かった。こういうチームを作りたいと思えるぐらい。
- フィジカルの問題点は出たが、ポジションの修正はできていた。
- 1点目がミスからの失点だった。あと、まだ戦えない選手との差が浮き彫りになった。ただ、戦えないというのは戦う意識がない、というわけではなく能力的にまだ足りないということ。
- 課題はセットプレイからの失点。今回点は取られてなかったが、セットプレイから危ないのが3本あった。またスローインから簡単にマークをはずされ、危険なシーンを起こしていた。この原因はゾーンの意識が強すぎるあまり、ゾーン中間の位置の選手へのマークが不明確になるためで、「相手のスローイン、フォアチェックするときはゾーンではなくマンマーク。90分ずっとゾーンディフェンス、4-4-2ではない。たとえば負けているときはマンマークでがつがつ行け」と伝えている。
- 水原三星戦について
- 強さはあったが、一和に比べると三星はやや劣る。なので面白い試合になった。
- 課題はセットプレイから失点してしまったこと。また前半はアクションな攻めがまったくできていなかった。まあ攻撃練習は全然この合宿でやっていなかったが。
- ハーフタイム中に「お前らが去年まで3年やっていたことを出せ」と監督がいうと後半見違えるように攻撃的に。逆転できた。ただ後でDF陣に聞いたら「この合宿で今までやってきた守備がどこまで通じるか見たかったのでラインを下げていた」ともいっていた。
- サイド攻撃が増えている。ペナルティーエリアに3人、4人とあがるようになった。攻撃は迫力が出ている。
- チーム内の雰囲気
- 雰囲気はよい。監督は練習場では怒っているが、この合宿中バーベキュー大会を行っている。ONとOFFのきりわけははっきりしている。ただ監督としてはチームや選手の課題をどうやって消すか、トレーニングメニューを作るのに頭を抱えている。
- 選手・スタッフ含めて1つでやっていけるのかというのを感じられているキャンプ。
- 外国人選手
- ブルーノ、ダヴィ、カウエ、ともにチームに思ったよりも溶け込んでいる。
- ダヴィ、カウエを取ったのは自分のためだけに戦うような選手ではなく、チームのために戦え、かつ自分を出せる選手と判断したから。オフザピッチでは積極的に日本語を使おうとしており、ウリセス通訳が「僕来年いらなくなるんじゃないか」というほど。
- ブルーノは多少の課題はあるが、既にDFラインの中心としてやっている。
- ダヴィはポテンシャルは高いが、独特な日本のサッカーの早いリズムにどれだけマッチするか。守備は積極的にしているが、攻撃はまだ物足りない。課題はポストプレイの精度。それでも2得点1アシストしている。まだ課題は多いが克服できるものと考えている。
- カウエは英語も話せる。三浦監督も英語で話せるからいいなあと思い、(三上部長が)旅行英語レベルで話しかけたらそれ以上のレベルで帰ってきた。ビジュ的な働き蜂だが、ビジュよりもプレイ・言動にインテリジェンスさがある。オシム的にいうと「水を運ぶ選手」。このポジションにライバルは多いが守備は強い。
(13:15から10分休憩)